谷藤翔太君(小4) 青少年みんよう全国大会でチャンピオンに輝く

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CIMG5768-1CIMG5770-1▼10日朝、東京の同級生から「村の少年が民謡大会チャンピオンの快挙。おめでとう」のメールが届きました。こちらではあまり読まれず東京に読者の多い新聞に載って同級生は知ったのでしょうか。民謡、少年、なのでピンときてこちらと同じ集落に住んでおられる少年の祖母Tさん宅に電話したらやっぱりチャンピオンに輝いた少年は谷藤翔太さん(東成瀬小学校4年)。

全国のなみいる方々と競っての大快挙。谷藤さんは今月末にもまた全国規模の大会に出場されるようですので、健康に留意されてがんばってほしいものです。オリンピックもそうですが、こういう朗報には心が躍ります。(写真の2~3枚目は、大会パンフから)

CIMG5714-1CIMG5715-1CIMG5713-1▼10日、主要地方道横手東成瀬線(横手市山内三又地区を経て東成瀬村岩井川に至る県道)整備促進期成同盟会の総会が横手市で開かれ、議会産業建設常任委員長とともに出席。

総会には、会員である三又、岩井川両地区の自治会、部落役員も多数出席、路線の整備促進と冬季閉鎖期間の短縮、悲願である通年通行実現にむけ粘り強く運動を進めることを誓い合いました。

▼同日の午前には8月の農業委員会総会も開催。新しい法に基づく農業委員会の委員定数などについて全国の市町村で条例制定が準備され、その多数は任期切れとなる来年夏にむけて今後の市町村議会に条例案が提出されます。

村の条例案に農業委員会の意見が反映されるよう、きのうは委員からそれぞれ考えを出していただき、会としてのおおよその意思をまとめました。

CIMG5725-1CIMG5727-1CIMG5761-1CIMG5730-1CIMG5719-1▼初秋に顔を出し始めるきのこアカヤマドリとチチタケ、それにこの前にも紹介しましたハギモダシです。いずれも食べられるきのこですが、アカヤマドリはこれぐらいの幼菌がいちばんの旬時。私は、わさび醤油であわび貝のように刺身風にとか、一夜味噌漬けでいただいております。

さわやか、うれしい朝

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村では2回目の会場となるNHK朝のラジオ体操がきのう行われました。

今回は「東成瀬中学校創立70周年、統合40周年」を記念するラジオ体操開催ということで、会場となったグラウンドからは生のピアノ伴奏と体操を指導される方のアナウンスが心地よくまわりに響き、たんぼや山々にさわやかにこだましました。

子供から高齢者まで、みんながひとつに集い同じ運動に体を動かすというのはまことに爽快なもの。きのう会場に来られたみなさんは、きっと、その日一日を気分よく過ごせたでしょう。

体操から帰り朝食をとりながら流れるニュースが「リオ五輪、体操男子団体で12年ぶりの金メダル」を伝えました。オリンピックのメダルには各競技すべて同じ「勲章価値」があるのでしょうが、体操競技の団体金メダルもとりわけその重さが大きいと思いました。超人的な動、静止、力、それらを一発勝負の一演技だけでなく、床、鞍馬、吊り輪、鉄棒、平行棒、跳馬と連続して6種目も重ねて行い、それではじめてメダルが決まるからです。

団体は、さらにそれを5人全員がしっかりやってはじめて獲得できるまさに値千金の金メダル。日本男子体操チームのみなさんが「団体の金を最大目標」にしたという意味が、決勝のあのみなさんの演技とメダル確定の瞬間の喜びから、私らにもわかるような気がしました。あの瞬間は、あまりにも金メダルに詰まったなかみが重そうでじーんと胸が熱くなりましたね。チームのみなさん、すばらしい演技と金メダル、いっぱいの感動ありがとう、です。

きのうは、ラジオ体操で心身ともにすこぶるさわやかになり、さらにオリンピック体操と柔道の金メダルでそのさわやか度がぐーんと上がったうれしい朝でした。

広域消防の新庁舎建設基本構想が決定

広域市町村圏組合議会の臨時会議がきのう開かれました。

案件は、標準型プロポーザル方式による建築設計業務を委託・選定するために、建築設計業務委託者を選定する委員会を置くための条例を定めることなどです。

委員会は10人以内とし、技術提案書評価基準の決定、それに基づく設計者の選定などの職務に就きます。

条例案は可決され、委員の報酬・費用弁償など、条例にともなう補正予算案も可決されました。条例の最初の該当施設は新消防庁舎の建築設計業務委託となります。

議会の前には全員協議会も開かれ、7月25日に決定された新消防庁舎建設の基本構想が説明されました。

構想の主な概要によれば、平成28年度中に基本計画・設計、平成29年度中に用地測量地質調査等から実施設計、平成30年度から31年度の2年間で建設外構工事、平成32年度の4月から新庁舎開庁予定とされ、この年度中に旧庁舎の解体という年次計画です。

建設予定地は雄勝中央病院跡地。敷地面積約5000㎡、庁舎の規模は約3000㎡を計画。現在の段階で推定される総事業費規模は約23億円ほどと見込まれています。

CIMG5707-1CIMG5705-1▼1日頃に、早い稲穂がぽつぽつと見られ、連日の晴天、猛暑で、比較的田植えの遅かった我が家のたんぼも出穂がかなり進んできました。この調子だと、あと1週間ほどで集落のたんぼのほとんどは穂が出そろうでしょう。

初秋の食キノコが顔出し

CIMG5704-1CIMG5697-1土曜日、バスケットボールチームの秋田ノーザンハピネッツのみなさんが村で夏期合宿のスタートを過ごされ、その交流会に出席。同じ時間帯で、仙人修行のみなさん(今年は27人参加)との交流会ももたれ、そちらでも歓迎の席に出席しました。

CIMG5673-1DSCF0001-1DSCF0002-1子たちが夏休みに入る頃、ナワシロイチゴが真っ赤に熟れ、自家用野菜畑ではニドエモ(ジャガイモ)堀りが盛りとなります。

その年の天候によって芋の成長は大きく左右されます。今年の芋は、どちかというと小ぶりという判定を我が家では下しているようです。

7日は35℃の猛暑日でしたが、もう暦では立秋。、暑い季節が大好きなキノコの仲間たちも初秋の風を感じとりながらでしょう次から次へと顔を出し始めています。

CIMG5682-1CIMG5684-1CIMG5686-1CIMG5690-1里山でいまみられる食茸はハギモダシとタマゴモダシ(タマゴタケ)。収穫量の多いハギモダシは、トビダゲ(トンビマイタケ)とともに我が家の食卓にのぼる初秋最初のキノコ。深山ブナの森のトビダゲに今年はまだむかっていませんが、ハギモダシは例年並みの発生量。炒め物に、味噌汁に、刺身風にと、今年最初の本格的キノコ料理に舌鼓を打ち続けている我が家です。

ハギモダシは村の方言。このキノコはホウキタケの仲間ですが、同種には「食毒の判定がむずかしい」というキノコがいっぱいで、毒種も多いとされています。我が家では写真のキノコを何10年も常食し、わが家系なら百年単位の過去から食べているキノコ。ただし、食か毒かは、採取現場とキノコそのものをよくみなければわからないものですので、食べ慣れないものは口にしないことです。タマゴタケの仲間にも死をもたらす猛毒菌がいっぱいですからご注意を。

組閣時の中央要望会

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高速道路、国道、雄物川、成瀬ダムに係る6つの組織の合同要望会が、3日~4日にかけて、国交省湯沢河川国道事務所、仙台の国交省東北地方整備局、そして国交省、財務省、議員会館へとむけておこなわれました。

県南の市町村長と議長、土地改良団体の構成で最も規模の大きな要望団としてとりくまれている行動で、今年からは雄物川にかかわる期成同盟会に秋田市も加わり中央要望にも参加となりました。

参院選後の新鮮さに加えて組閣の日の永田町入りでしたから、議員会館は予想したような雰囲気が漂い、あちこちでお祝いの鉢花が往き来していました。参議院議員当時から要望活動で長年お世話になっている金田勝年衆院議員が法務大臣に就任された当日、議員会館で要望団一同の行動とちょうど時間帯が合い、一行で就任お祝いの万歳三唱を廊下であげるというめずらしい一幕もありました。

財務省ではご本人も同席していただくなど、今回もみのり川信英衆院議員と事務所のみなさんには大変なご足労をおかけしました。あらためてここにお礼申し上げます。

この日の泊りは地下鉄赤坂駅近くのホテル。真夏の最高温度は東京も村も数字にそんなに大きなちがいはありませんが、体感温度は数字以上に大きく、夜はとくに不快。エアコンをつければ妙に冷え、かといってスイッチを止めれば熱帯夜。冬はすこぶる快適な東京でしょうが、夏ぐらしは、これはなかなか大変とあらためて知らされました。

帰った我が家は、もちろんエアコンはなし扇風機もいらず。夜など、網戸から入る自然の風が涼しすぎて「閉めよう」などというほど。冬はきびしいですが、夏の我が家はまったく快適です。

最高級木イチゴの実(餅いちご)

CIMG5644-1CIMG5647-1CIMG5652-1野の木イチゴの仲間では、クマイチゴとならび美味で、しかも実のつきが多いエビカライチゴが海老状の殻を破って実を出していて、それがようやく真っ赤に熟しました。熟してくると殻の部分に粘りけがあるからでしょうか、こちらが子供の頃は、遊び仲間の童たちみんなでこのイチゴを「もぢえぢご・餅いちご」と呼んでいました。

ほかの木イチゴに比べて植生地はきわめて少なく、集落でもこちらが知る木のある場所はたった1箇所だけ。絶滅危惧種とかにまもなく数えられるのではと思ったりもしている木イチゴです。

CIMG5642-1今年もまもなくお盆入り。我が家の周囲には、40年ほど前から妻がふやし続けているオミナエシの花が盛りとなっています。

集落では「盆ばなこ・盆花こ」とよばれたオミナエシ。お盆のお墓参りには昔なら欠かせぬ仏事用の花だったのですが、リンドウなど栽培ものの美しい花が簡単に買い求められるという時代の変化もあり、野生種がほとんど見られなくなった今は「お墓参りにどうしても必要な花」ではなくなってしまいました。

CIMG5653-1花の大きさでは小粒の花のオミナエシとは対にあるエベロ(オオウバユリ)。個性あるということでなら、オオウバユリのこの花構えは最優秀モノにあげられるかも。

▼広域市町村圏組合の臨時議会が8日に開かれます。全員協議会や議会で報告説明される議案などについてきのうは事前の説明を受けました。

新消防庁舎建設の基本構想(案)がようやくかたまったようで、それらの説明も加わる運びです。

今日と明日は、道路、水、ダムなどで県南の6団体合同の要望で、湯沢河川国道事務所、その後東京に向かっています。都知事選が終わったばかり、ちょうど参院選後の組閣日とも重なる永田町、霞ヶ関行きなので、独特の空気が漂っているでしょう。

生の新しい情報に学んで

県町村議会議長会主催の議員研修会と議会広報研修会がきのうひらかれた。

CIMG5639-1議会広報研修会が終わって午後に開催された議員研修会は、二人の講師により午後4時10分過ぎまでびっしりとおこなわれた。

最初の講師は「農山村資源を活かした地域活性化」の演題でNPO法人えがおつなげて代表理事の曽根原久司氏。氏は、経営コンサルタントなどを経て東京から山梨の農山村地域へ移住した方で、実践を通じた講話だけに、自信と誇りが語りの全体から感じられた。

CIMG5641-1後段の講師は東京大学教授の鈴木宣弘氏。氏は、農業経済学、国際経済学を専門とされる方で、TPP問題の本質(農業や食だけでなく、対象となるすべての商取引分野)を追究する識者としてひろく国民に知られている方。

15Pにも及ぶ内容豊富な資料が配られたが、この資料だけでも貴重な価値がある。「TPPの本質をより深く広く国民に理解してほしい」という熱意が、こういう研究資料を提供していただけるという姿勢からも強く感ずることができた。

なにゆえのTPPか、誰のためのTPPか、本質を見抜く眼力を私たちはもちたいものである。ヨーロッパや米国は食料を国家の安全保障策のカナメとしてとらえていることに学ばなければということ、主な食料が自給(家畜の飼料も含めて)できてこそ国家の安泰がはかられることを忘れたくないもの。そのためにも、健康を度外視した「安ければよい」式での輸入もの頼りにだけはなりたくないものである。
お二人の講話から、農山漁村を維持できるような質の高い政治が、いよいよわが国には求められていることを再度感じた。

短い夏こそ自然の中へ

▼29日は、高規格道路整備促進関係の要望で国交省湯沢河川国道事務所へ。山形最上地方や秋田県南の首長、議会のみなさんといっしょの行動で、今日は、東京でも同じ同盟会による要望活動が行われます。我々は、秋田側の同盟会による別の要望日程も3日~4日にあり、そこでも高速道路の要望が重ねて行われます。

CIMG5557-1CIMG5565-1▼29日の夕方6時半からは、特別養護老人ホーム幸寿苑の夏祭りへ。この日梅雨明けとなった県南地方は午後に雷雲がたなびき、所によっては激しいにわか雨に見舞われました。
その心配された雨雲も村の上空は避けて通り、子ども仙人太鼓と餅巻きを皮切りに夏祭りははじまり、藤波舞踊団の踊りと歌でみなさん楽しい夜を過ごすことができたようです。

CIMG5566-1CIMG5567-1CIMG5571-1CIMG5573-1CIMG5576-1▼31日は湯沢・雄勝地区の消防訓練大会へ。村からは、小型ポンプ操法に村の大会で優勝した第二分団の肴沢・蛭川地区の班が、規律訓練には順で当番となった第一分団が出場。

小型ポンプ操法の部では昨年の雪辱をはらし優勝、県大会への出場を決め、礼式の部でも3位入賞を果たしました。湯沢市雄勝郡内に数多あるポンプ操法チームの中で優勝をかちとるにはほかを上回る努力が必要で、何よりもそのがんばりをたたえたいと思います。
今回は、大会全体の運行に責任を負う総合指揮者も村の副団長が立派につとめました。

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沢では、淵に自然繁殖してたくさんいるヤマメをつかまえる(童は、ヤスで刺すのはダメで網で捕り、捕った後は放す)のが目的でしたが、みんな大きな石の下や木の根の下に隠れてしまい捕まえはゼロ。それでもこの沢にはカジカが昔から絶えずに増殖していて、淵の岸にたまたま姿をあらわしたのを見つけた童は「あっ、カジカいる」と叫び、それを二人で網の中へ。

成瀬川の本流にいるカジカより少し煤け色で小型ですが、小沢では少なくなったカジカがまだいるのですから、これは希少種、そして沢も貴重な棲息地です。童は肝心のヤマメがとれずに少し落胆ですが、帰りの沢で、予想もしなかった石の上にいるガマガエル(ヒキガエルの仲間)をつかまえたので大喜び。自然はときどきこんなうれしい遊びのごほうびを準備していてくれるもので、こちらも思わず「よかった」です。

沢から成瀬川の本流に移っては、いつもの淵と瀬でたっぷり浮いて流れて泳ぎを楽しみ、ここでもカジカやカジカガエルに遊んでもらいました。きのうも午後3時過ぎに少し川へ。
山へ、海へ、川へ、夏こそ、子たちを自然の中へ、です。海はちょっと遠いですが、こんなに水量が豊富で清らかな川と、美しい高原の山を2つももつ里はそんなに多くはないのですから。トンネルをひとつ越えただけで、北上川支流のあの清らかな胆沢川もありますからね、ここは。