議長会の会議で都内へ

7日の全国豪雪地帯町村議会議長会の総会、北方領土返還要求全国大会、北海道東北ブロック町村議会議長会の総会、そして8日の全国町村議会議長会の総会、都道府県会長会、町村議会議員共済会代議員会、町村議会議員互助会代議員会、町村議員会館臨時評議員会と、一連の会議があり都内で過ごしました。

豪雪議長会の総会前には7日朝早くからの理事会もあり、若干の打ち合わせもあることから6日のうちの上京となりました。

わが村はほぼ並みの積雪ですが、豪雪の総会では、村の一部集落で積雪が2㍍をこえた3日に、それまでの雪害警戒部から雪害対策部設置へと体制が強められたことを挨拶のなかに加えました。豪雪議長会は、会長の職務代理として理事会進行と総会前段の務めを果たすことになり、総会の議事では新しく富山県の岡田建治氏(立山町議会議長)が会長に選任されました。

7日午前、ルポール麹町で開催された議長会の総会は、地方分権の推進事業としては、国の予算編成対策等の政策要望事業、地方六団体による政策提言や政党対策などの実行運動事業、調査・研究事業の結果報告などの情報対策事業を、さらに町村議会振興事業としては議会運営等に関する助言活動、調査事業、研究・研修事業などを、そして表彰や諸会議などの開催を事業計画として決めました。

▼同じく7日、国立劇場の大劇場で開催された令和5年北方領土返還要求全国大会の次第と採択されたアピールは別掲の写真のとおりです。1855年2月7日に調印された「日魯通好条約」で両国間の国境が定められ、この日が「北方領土の日」とされています。条約にあるとおり北方四島は日本固有の領土であり、あらためて当時のソ連によって不法占拠されたままの状態が続いていることへの憤りを強く感じさせられた大会でした。その大切さが大会アピールに凝縮されておりますので、ぜひお読みになってください。

▼在京中は、都内もそれに村もお天気はおだやか。公務ではこれがおそらく最後の上京であり、往復の新幹線からのぞむ岩手山や早池峰山、栗駒・焼石岳の雪景色、雪の日本海側から雪のない太平洋側のそれぞれの田園や家屋をながめつつ、およそ20年間の議長職と足かけ2年間の県会長職の日々についてを思い深くふり返る車中ともなりました。

北海道、東北各県の議長会会長のみなさんは、それぞれが今年の春で任期が終わりとなりますので、今回の会議は「これが最後の顔あわせ」ということになりました。互いに「2年間お世話になりました」のご挨拶が交わし合われ、人情の機微あふれ心通じ合う会議の2日間となりました。それは、全国議長会の会長さんや事務総長さんをはじめ豪雪もふくむ事務局の皆様、そして東北各県の議長会事務局長の皆様に対しても同じで、対面での語り合いはこの会議が最後ですので、私にとっては、お世話になったことへのお礼の日々ともなりました。