貯蔵のキノコや山菜で冬の食を豊かに

わが家の1月から3月頃の食卓は、塩蔵や瓶詰めの山菜やキノコがもっとも多く並ぶ時です。

なかでもほぼとぎれずにキノコや山菜が用いられるのは味噌汁やおでんで、それにいろんな煮ものにもこれらの食材は重宝されます。キノコのなかでも採取・貯蔵量の多いサモダシ(ナラタケの仲間たち)は山菜のワラビとともに味噌汁や納豆汁へ入ります。

やはり採取量の多いミャゴ(マイタケ)の老菌、ホウキタケの仲間のハナホウキモドキと(ウスムラサキホウキタケ)、アガキノゴ(サクラシメジ)やカノガ(ブナハリタケ)、クリカラモダシ(クリフウセンタケ)はオデンや煮ものへ、山菜ではサグ(エゾニュウ、シシウドの仲間)やネマガリタケノコも煮ものへ頻繁に登場です。

塩蔵したキノコのうち、トビダゲ(トンビマイタケ)、ナラトビ(オオミヤマトンビマイタケ)、ノギウヂ(ヌキウチ・エゾハリタケ)、マスダゲ(マスタケ)、ミミダゲ(ヤニタケ)は味噌漬けとして利用します。オオミヤマトンビマイタケとヤニタケの味噌漬けはとくに私の食欲をそそります。キノコの味噌漬けとしては味覚最高級の番付を私はこの2つのキノコにつけています。

キノコ界全体では、味がトップクラスの仲間に入るシシタゲ(コウタケ)、オオヒメジ(ホンシメジ)、ハダゲシメジ(ハタケシメジ)、それにミャゴ(マイタケ)の幼菌・成菌たちは、お吸い物でその高級感をじっくりと味わいます。

▼低気圧通過後の寒波襲来と大雪を警戒するなかで昨日から今朝を過ごしました。気温は今朝でマイナス9℃、30㌢ほどの積雪が新たに加わりましたが、寒気がいったん弱まる様子なので一息つけそうです。