6月定例会議終わる

村議会6月定例会議は、予定した運営日程で審議をすべて終え休会となりました。

この後25日には、村と議会合同の村内視察が予定されています。これは先に出されていた部落要望箇所の現地視察で、議会側は常任委員会の調査活動として行われるものです。

▼きのう午後は、村の地域おこし協力隊員の活動報告と今年度加わった新しい隊員紹介などの時間があらためて設けられました。村のホームページなどで村民にもひろくよびかけられたものでしたが、平日・日中なので一般参加はごく少数だったようです。

協力隊員に応募され職務に就かれたみなさんは、人生を刻む一定の貴重な年月を決意をこめてこの仕事にあてられるわけですから、村ともよく相談してその熱意がつたわる意欲的な企画、さらに体系だった計画的なお仕事にどんどん挑戦してほしいと思います。

隊員の多くの方々は、活動の大きな柱がユーチューバーというつとめですので、村の自然、人、くらし、文化、歴史遺産をひきつづき体系だてて発信してもらいたいものです。

たとえばほかにはなかなかない村の誇るべき財産の代表格は、国定公園の栗駒、焼石や古道・仙北街道の大自然景観と須川高原の豊富な温泉です。これらの四季と人々の関わりをいっそう体系だてて撮影・編集していただくのも大事なひとつと思います。自然に親しめる環境ということでは、ゴールデンウィーク前後の栗駒・須川高原の残雪の雪上散策の魅力も温泉利用とからめて発信がもっと深められてよい分野です。また、人々が積み上げてきた村の誇りには、「子育て環境のよくととのった村」もあげられます。これも、政策の具体的な内容を紹介しながら「村のすばらしさ」をもっと外へ発信してほしいところです。

食味抜群の「村産あきたこまち」とトマトなど村産だからこそ「美味しい」と評価される農産物。豪雪の地だからこそできる品質最高級の「山菜」もわたしたちの誇りです。ほかにも、作付け可能で耕作されない豊かな農地がたくさんあるわけですから、これらについても活用意欲のある方への発信を役場の担当や農業委員会と力をあわせてひろめ伝えるということも、村のあるものを活かす大切な方策でしょう。今回の活動報告でも一部語られましたが、この分野でも動画ならではの取り組み策がさらにあるはずです。

また、それら全体とも関わることですが、すでに都市部出身の方でこの村に定住されて長い年数を経ている方々もおります。協力隊員のみなさんが、その方々から村に長く住まわれている考えをお聞きすることは、隊員みなさん自身の今後の活動にとってもなんらかの参考になると思われます。

そんなことを感じながら、この間がんばってこられた活動報告をお聞きしました。隊員のみなさんが発信する活動、誇りある村の姿から刺激をうけて、国内各地から、あるいは村内から、村おこしにつながる新たな泉が湧き出ることを期待したいものです。