一般質問終わる

11日、4議員による一般質問が終わりました。

一般質問は二元代表の一翼を担う議会として、もっとも重要な活動のうちのひとつです。したがって、質問する議員はこれに全精力を注ぎます。答える執行当局側も同じでしょう。

私の体験からして、一般質問の内容・目的にふさわしい質問を用意するためには、行政の監視、政策提案、政治に寄せる住民の声などをふくめ議会と議員に課せられている職責をよくつかむことがまず求められます。その前提に基づき質問の骨組みを準備したら、それらについて、あらゆる角度から事前の調査(実態の把握)などにつとめて質問の精度を高め、質問に対する的確な答弁を引き出せるよう、まさに勉強、努力の日々でした。そのためには多方面の角度からの「資料請求・収集」や時には「聴き取り」も必要でした。

質問に即した内容が一回目の答弁ですべて返ってくるならば問題はありませんが、内容によってはそうでない時のことを想定するなどしての再質問の用意が必要な時もよくあります。再質問は、基本的にはあくまでも通告した質問に対して明確な答弁がないときに為されるものであり、ほかに、質問、答弁を通じた結果、論点をより発展・深めての再質問ということもありえます。しかし、基本は「通告」制度を尊重するということです。

いずれにしても、質疑がより柔軟な議案審議とちがい、質問内容の通告制度が設けられている一般質問では、内容をより練り上げ、通告に質問趣旨をすべて盛り込み「一回目の質問でたずねるべきことをすべて聞く」ということにできるだけ徹するよう心がけた当時の体験を、この一般質問の日にはよく思い起こします。

議員の活動の指南書ともされる「議員必携」にもよく記されている一般質問についての心がけ。それを手元におきながら議員各位は質問を準備し、質問席に立ちます。「心がけ」に照らして、11日の質問と答弁の結果をみなさんはどう受け止められたでしょうか。

この日は、村婦団連のみなさん8名が傍聴に見えられました。女性のみなさんがこうしてまとまって傍聴に来られることはめずらしく大変うれしく思いました。数年前までは村議会にも女性議員がおられましたが、現在はいません。こういうことを機会に、村の政治と村議会に関心をもたれる方がより多くなり、女性議員ができれば一人とかでなく半数になるほどの村議会になるよう、傍聴されたみなさんからなどを通じて「議会への挑戦・参加、女性の声の広まり」をぜひ期待したいものだと思いました。そういう意味で、個人はもちろんですが、ほかの団体のみなさんも傍聴にどんどんお出かけください。

▼週末から休日にかけては田んぼの畦草刈りでした。「6月としては異例の最高気温」報道が全国的に聞かれる夏日、真夏日のなかですから、これはほんとに汗をかきかきの作業です。早苗はまずまずで生育し、そろそろ葉っぱが垂れ生長に勢いが見えてきました。これから茎の分けつが盛んとなり、田んぼの水面は日を増す毎に緑を濃くするでしょう。