少雪で異例の墓参

昨日は彼岸の明け。わが集落ではこの明けの日にお墓参りをする方が最も多く、菩提寺境内の墓地には多くの人々の姿が見られました。

そこで交わされる挨拶も、「はがさ、こんだぃ、雪、びゃっこだな、はじめでだ(墓に、こんなに、雪が、少ないのは、はじめてだ)」とか、70歳代の女性は「ここに、嫁に来てから、墓が、こんなに(雪から)出ているのは、見たことがない」などと語ります。

異常な雪の少なさがお墓では共通の話題でした。なにしろまだ彼岸明けなのに、残雪が見られるのは墓地の一部だけ。ほかは解けてしまったのですから。

一昨年の彼岸明けの日の写真(5枚目と6枚目)ではお墓は厚い雪の下。これが豪雪の村ではほぼ普通に見られる彼岸時のお墓風景です。それと見比べれば、今年の異常さがよくわかります。

我が家の田んぼも、日向にある集落入り口・合居地区の圃場はついにきのうですべて雪がなくなりました。後にも先にもこんなことはそうはないでしょう。きのうも記しましたが、「今年は雪解けがひと月早い」といわれる所以はこういうことなのです。