健康で百寿のお祝い

きのうは伯父の百寿のお祝いがあり、ホテルブランへ。

伯父が人生100年を歩まれたなかには、その時々で記憶に濃く刻まれる出来事がたくさんあったでしょう。なかでも戦争は、忘れられない体験の筆頭にやはり入るようです。

大陸の戦地から終戦間際にそのまま南方のニューギニア戦線に移り、ニューギニア西部のサルミで終戦をむかえた伯父上。戦後は木材運送・素材生産に関わる事業をはじめ、県南雄平地区の素材生産事業協同組合の組合長などを経ています。経営は息子さん(村の教育委員)が引き継ぎ今日に至っております。

主な仕事は山や木材搬出に関わる分野でしたが、若い頃に鍛えられた農業の技にも伯父はよく通じています。たとえば村の仙人修行につきものの滝行に用いられる「わらじ造り」では、参加者への教え役を長年つとめ、昨年もほかの長老のみなさんと共に手ほどきの役割を果たされました。

熱帯地方に多かったマラリアをはじめ、戦線に多かった病気から身をまもるため、衛生への心がけに伯父は徹底してつとめたようです。おだやかな心持ちと合わせて百歳までの健康長寿が保たれている秘訣はそこらあたりにあるようです。

100歳に達するだけでも願ってもない慶びですが、健康でしかもこうした内容で百寿のお祝いができることはなおさらおめでたいこと。なので、この先「日本一、世界一の『健康長寿』到達」への願いを込めつつお祝いを申し上げました。