雪の少なさ予想外の1月初旬

昨年12月初めの、いっきに1㍍越の大雪にはたまげてしまいましたが、その後の年末、そして年明けの1月の降雪量、積雪量の少なさはまったくの予想外。自宅からながめるきのうの外の風景も、小寒に入った村とは思われないような積雪の少なさで、昨日の朝から今朝までに降ったのは雪ではなくまたもや雨。

予想外は、お天気のうごきに詳しくない我々にはよくあることですが、それを仕事にされておられる気象学者や、毎日テレビに立たれている気象予報士のみなさんは、この雪の少なさを「予想していた範囲」の外としているのか、内としているのかお聞きしてみたいものです。

雪の降りよう、積もりようがこうでしたから、12月のあの大雪時にも屋根の雪下ろしをしていなかった家では、雪が自然融雪で屋根上にほとんどなくなりました。「この冬、まだ一度も雪下ろしをしていない」という方が豪雪の村にも見られます。例年、比較的積雪の多い県南内陸部ですが、平野部では、まだ雪下ろしゼロの家々がもしかしたら大半かもしれません。

雪下ろしは、業者さんなどを頼めば何万円もの出費になるので、頼む側は「助かる」となりますが、頼まれる側は「あてにしていた仕事が少ない」となっているのでしょうか。

公共用道路の除雪作業では、それにともなう予算がケタ違いですから、降雪が異常に少なければ、出費側の「助かる」と、収入側の「困る」の度合いも大変な額となるでしょう。ここでは、助かる側よりも、あてにしていた収入が少ない「困る」側の深刻さが大きいと思われます。そういうことなどを考えれば、雪国では、「降る時に雪が降ってくれなければ、社会は円滑にまわらない」ともいえます。

県内のスキー場も、雪が少なくて営業に入れないところがまだあるようです。わがジュネス栗駒スキー場は、一部滑走からはじめて、年明けの再度の積雪で全面滑走ができるようになっていました。しかし後の雨天で積雪減もあり、滑走条件の変化がはげしいようです。それでもここは県内最大の豪雪の村。その利点が、雪の極端に少ない今年はよく活かされているようです。