人と共存の鳥たち

わが家前にあるお米の無人精米機は、利用される方の出入りが多い。

手軽に精米できるということで利用が多いのでしょうが、この機械があるおかげで、命をつなげるほど助かっているのが、実はカラス、それにスズメたち。

DSC_0004-206-1精米に来られた方々が、袋などからこぼれたお米がまわりにちらばっていることが多く、とくにカラスはそれを頼りにわが家周辺を根城とし、精米が終わって車が去ればスーと舞い下りてきます。

常に樹上や電柱で観察していますから、軽トラックの荷台にあるお米の袋などを見つけたら、すぐそばに人がいても、ちょっと目をはなしたすきに袋はくちばしでたちまち破られお米が散乱ということもしょっちゅう見かけます。そういう当方も、家族も、何度か手痛い被害にあっています。カラスには油断もすきも見せられないのです。

DSC_0003-205-1DSC_0004-205-1DSC_0001DSC_0003-206-1カラスもスズメも、今では人間社会があって成り立つほどに人のくらしと縁が深くなっている鳥の仲間。かしこくもあり、可愛くもあり、時にカラスなどは「このおー」とごしゃげることもありますが、妻は「カラスさ、おが、かもうな(本気で相手にするな)」と、彼らとの共存をこちらに説きます。そういう理解者もいてでしょう、ここの区画は、カラスたちにいわせれば楽天のような地に違いありません。