ラジオをそばに薪割りしごと

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いつものように役場で所用を片づけた後、きのうは妻と二人、薪割り作業にとりかかりました。

今年は昨年よりやや早めに薪づくりが進んでいます。薪の切断とちがい、割りはすべて手作業なので機械音はなく、まさかりを振り下ろした時のダーン、ダーンの二人のつくった音だけが静かな山間にこだまします。これは人間がつくる最も昔的な音のうちのひとつでしょう。

ところで、こういう静かな作業にはラジオがもってこいです。

斧を振り下ろしながら、時に歌、時に圧倒的多数といってもいいでしょう憲法学者が「違憲」と言い、複数の元内閣法制局長官も国会で「違憲」と発言した集団的自衛権の行使におよぶ法案に関連する異例の国会延長ニュース、時に人生相談、時にこの時期としてはめずらしいほどの寒気が上空に南下しての局地的な「大雨と雷への警戒」をよびかける天気予報。肉体労働のいわば極みみたいなしごとをしながらなのに、小さな塊が発する音で、楽しみ、考え、教えられ、笑える。

ラジオって、いいものですね。