村内をまわる、まわる

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先に提出されていた各部落・自治会から出されていた地区要望について、その現場を視察する議会常任委員会と村当局の合同の行動がきのうおこなわれた。

住民の政治要望の提出については、大きくくくれば憲法に定めがある請願権(陳情などもそれに準ずるとしてわが議会などはあつかっている)がある。しかし、わが村の場合、歴史的には、大きな政治課題などがあった時や、部落要望というかたちだけにとらわれず議会に直接「請願・陳情」した方がよいと関係住民が判断した時など、個別に陳情などが提出されたことはあるが、村の施策について請願や陳情が提出されることは極めて少ない。

それは、村や議会が、先のような要望を部落・自治会のまとまった声として受けるしくみを長年とり、それに対してていねいな対応をしてきたからと思われる。いわば、請願や陳情に代わる大切な手段として「部落・地区要望」に対応し措置してきたからではないか。

これまで地区要望の多くは、道路、用水路、側溝、流雪溝、地区集会所、地区の備品や機器の整備、街灯、水、雪、諸々の生活環境整備や生活安全対策などであった。ところが、今回は、村の重要な政策展開と係わるハードとソフトの両側面を内包する要望が「地区要望」のひとつとして提出されたところもあった。

こういう事例がいつかはあがると見越していたが、議会として、今後にむけた課題として今回の事例をよく検討し、的確な対応策を講じなければならないだろう。

▼前述の村内視察とそれにもとづく視察後の講評までふくめ一日を費やした。ただ、こちらは午前は別の行動で村内を回った。

実は、同じ昨日、全国農業会議所の全国農業新聞編集部次長さんが村に取材に入られ、そちらにおよそ2時間半近く対応することになったのである。

取材の目的は、遊休農地の未然防止や解消のために村がとりくんでいる「ワラビ栽培」について、そのとりくみの内容と、村の農業振興策について農業委員会や個々の農業委員が果たしてきた、あるいは果たしている役割などをたずねることであった。

村が展開している農業振興策の一例を説明し、ワラビ栽培地と指定管理施設のいくつかの箇所をご案内。村と農業委員会がめざしている村農業への抱負の断片を少し語りました。