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なんと愛しい子らよ

CIMG0118-1CIMG0144-1CIMG0138-1CIMG0145-1CIMG0162-1CIMG0150-1CIMG0129-1CIMG0131-1▼親(とくに母)であってよかった、教師であってよかった、保育士であってよかった、と子たちの成長をもっとも情感深くとらえる時でありましょう「卒の日」が、村では今日の保育園卒園式でしめくくられました。お天気も、とってもおだやかなお祝日和です。

乳幼児期の子育てには、尋常でない苦労がともないます。とくに子を産み乳を授け、病の時には懐深くでおさな子を抱き添いつづけてきた母親の難儀は、それをそばで見ている男親、家族がいちばんよく知っています。

その苦労の日々がまだ薄れず記憶にしっかりと刻まれていて、しかも、子たちが、いかにも子らしく純粋無垢なまなざしで卒園証書を母親にわたす「ありがとう」の言葉を発するからでしょう、卒園式は、毎年のことながら、子たちを、親たちを、そして先生たちをみて、もらい泣きの時、時、時です。

あどけなさをまだいっぱいにしている卒園児ですが、すぐそばにある小学校に行くということを、子たちなりにしっかりととらえはじめているのでしょう。この半年、この幾月、この数週間で顔立ちも言葉つきも、卒園の日が迫るにつれぐっと成長したように私は感じていました。

今年の卒園生は村としては多めの男19名、女12名の31名。保育園はしばしちょっぴりさびしくなり、むかえる小学校は、にぎやかさをやや増すでしょう。

子の育つ姿が縮図のようにみてとれる小学校卒業式

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▼ちょうど16日~18日のお天気のように、卒業生のみなさんの、明るくて、心があたたかくて、そして胸にじんとくる小学校の卒業式と祝賀会へ出席。
卒業生が、それぞれ夢や目標、志をひとりひとり壇上でのべた時、そして門出の詩のとき、在校生と親御さん、先生のみなさんにも私は注目しました。

卒業生のみなさんの前にならぶ在校生は、1年生から5年生まで、顔姿こそちがっていてもいわば卒業生がたどってきた5年間を縮図のようにしてみるのと同じです。

1年生の顔姿、2年生の顔姿、3年生の顔姿、4年生の顔姿、5年生の顔姿、そして凛々しくかつ撫子をみるような卒業生の顔姿、「こういう年ごとの階段を上がって、6年たったらこんなに立派になって」と、教育の力のすばらしさ、親や家庭というものの大切さ、子どもというものの存在の大きさを感じながら式とお祝いの席を過ごしました。子たちが育つ姿、育った姿を一目でとらえられた卒業式、祝賀会、まことにおめでとうございました。

CIMG0058-1CIMG0059-1CIMG0064-1CIMG0068-1CIMG0077-1CIMG0086-1CIMG0088-1▼きのう、フクジュソウとミツバチのことを記しましたが、肝心の蜂はちょっと小さくてよくわからなかったようです。

幸いきのうも連続の春日和。花に立ち寄ったら蜂の数が10匹近くになっていました。それで3日連続の福をよぶ花を載せました。蜂にくわしい方なら、このミツバチの名がこんどははっきりとわかるでしょう。

今日は早暁からそぼ降る雨。来週には雪降りがまたやってきそうで、再び村はうすい冬色につつまれるはず。このミツバチたちは、今日も、またくる雪の日も、どこで一時の寒さをしのぐのでしょうか。

CIMG0053-1▼彼岸の入りの昨日、わが菩提の龍泉寺境内に並ぶ墓地の様子です。集落では、むかしから彼岸は最終の明ける日にお墓参りするのが慣習でしたが、最近は「中日にお参りする方も増えているようですよ」と、お墓の雪寄せをしていた女性のKさんが語っていました。

中日どころか、最近は彼岸の入りにお墓参りをされる方もおるようで、雪穴のなかにお参りに手向けられた跡がのこされていました。

みんな雪を軸にうごきます

▼昨日は朝からほぼ一日、主要地方道横手東成瀬線の整備促進期成同盟会の要望行動でした。

雄勝、平鹿の県地域振興局と本庁への要望で、会を構成する横手市当局と横手市議会、山内三又、東成瀬岩井川の両地区住民代表もいっしょになっての行動です。

秋田市内に近づくにつれ市街地はもちろん里山もむこうは積雪ゼロ。そのときこちらはまだ役場所在地で1㍍をこえる積雪。三又と結ぶ二つの道路が冬季閉鎖を解くのはこれから二月も先。両地域住民が永年ねがってきた通年通行の切実な思いが、重ねてみなさんから語られました。

村はまだまだ長靴暮らしの方が多いのですが、車でほぼ1時間のあちらは雪とはさよなら、もうたんぼ・畑も必要であれば土とまみれることもできるようです。

県側もこうした要望の積み重ねをよくご承知で、維持補修事業の継続とともに、課題の前進にむけた新たなとりくみが検討されている旨も語られました。我々の要望は道理あるものなので、通年通行実現の日にむけ、とにかく粘り強く運動をすすめなければなりません。

CIMG0036-1CIMG0034-1CIMG0031-1CIMG0039-1CIMG0037-1▼きのうは山里の懐古風な趣きでフクジュソウを紹介しましたが、今日は、わが家そばBさん宅裏の土手に群生する野のフクジュソウです。

きのうのおだやか天気で、わずかの雪解け地面に顔を出した花芽がいっせいに満開です。今年最初の蜜を求めてでしょう、冬眠から覚めたミツバチが二匹見られます。きっと野生のニホンミツバチなのだと思われますが、どこから飛んできたのでしょうか。1㍍30㌢ほどの積雪をそばにしての花蜜と蜂。雪国の山里はこうやって一日一日と春色を濃くしてゆきます。

春告げ花と春告げ草

CIMG0028-1CIMG0029-1CIMG0030-1「今年は雪が少ないから、もうセキショウや野のフクジュソウが見られるかも?」と、おととい日曜日、いつもの群生地に向かいました。

セキショウは見られたのですが、晴天なのに私がおとずれたその日の午前は風がやや冷たく、前日の新雪もふわっとかぶさりフクジュソウは半咲き。それで、久方ぶりに降水確率ゼロ㌫予報が告げられた昨日、3月農業委員会総会を終えた帰りに「今日なら」と群生地にまた立ち寄りました。

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CIMG0006-1今度はあたたかい陽射しで新雪もなくなりフクジュソウは満開、稀少種セキショウの緑も雪景色に映えます。セキショウの季語は夏だそうですが、豪雪の地では「春に詠んでもらいたい草なのに」と私は思います。

CIMG0013-1フクジュソウもセキショウも、かろうじて雪消えが早かったヘギ(堰・水路)のそばにポツンポツンと見られるだけ。どちらも群生地全体の花の美しさやセキショウの緑の勢いを見られる春本番にはまだ日数を要します。ということで、半咲きと満開の同じ株のフクジュソウを載せてみました。

CIMG0019-1CIMG0021-1花と緑が見頃でなくても、早春風景がむかしのままで見られるこの隅は貴重なところ。セキショウが根を張るヘギ底の泥では、ドジョウが「春が来たな」と思っているでしょう。

CIMG0025-1CIMG0027-1▼18日の彼岸の入りを前にして、お墓に積もった雪を除ける姿が見られます。「今年、雪、びゃっこで(少なくて)、楽だべぇ(雪堀り、楽でしょう)」と声かけたら、「んだ、んだ」と同級生。墓地へ向かうにわか仕立ての雪の階段も、いつもの年より段数が少ないようです。

ご苦労様。そしてよろしく頼みます。

▼副村長の任期満了にともなう退任表明にともない、人事案件が追加提案された3月定例会最終日。今月末までの任期であり、まだ残された仕事も山積しているであろう谷藤副村長には、4年間ほんとうにご苦労をおかけした。

本会議を閉じる前のあいさつでご本人も述べられていたが、4年前の3月11日、すなわち東日本大震災の当日、3月定例議会は最終日。谷藤副村長の選任同意案件を可決、議場にてあいさつがおこなわれ、議会は閉会となった。その午後に地震発生となり、田子内地区を所用でめぐっていた私が役場に駆け込むと、副村長があわただしを増した役場の対策本部に詰めていた。まさか就任が決まったその日に大震災とは、であったろう。以後の村政では、防災対策や村の入札制度改革などで、副村長には重責を果たしていただいた。

議会終了後の職員たちとの懇親会(送る会)では、年度末で定年をむかえる総務財政課長と建設課長からもあいさつがあった。仕事上でのお二人との思い出も数々あるが、教育委員会の事業として年をまたいで実施した村の狩猟文化を映像記録する事業では、猟友会にいた私がお二人にいろいろとご難儀をおかけした記憶が新しい。おかげで、貴重な記録を遺すことができたことにはとりわけ感謝している。副村長をはじめ御三方といっしょに村の仕事をすることができたことにお礼を申し上げながら、乾杯発声のコップをかかげた。

新副村長には、以前にも県から派遣していただき役場民生課所属でがんばっていただいた糯田正宏氏が全議員の賛成で就任となった。職員各位も気心の知れた方であり、県との接点もより深くなるわけなので、活躍が期待される。就任を心から歓迎し・お祝いしたい。

予算特別委員会でも、詰めの質疑応答で委員、当局からそれぞれ見解がしめされていたが、村発展のために必要な積極的な政策展開には少なくない財政支出が当然ともなう。財源としては地方債活用を最前提にしながら、交付金、補助金、一定額の基金活用と、あわせて不断の行財政改革につとめ、安定した財政運営に心がけなければならない。

苦労の多い課題であるが、執行当局も議会も、自律の村を持続させるうえで、村民の期待にこたえ将来につながる行財政運営にいっそうの知恵をはたらかせることがもとめられている。質疑に対し村長からも見解の表明がなされた。さらなる行財政改革について、議会としての責任もあらためて自覚したい。

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CIMG9971-1▼議会を終えた後、議決された新規事業の食肉加工施設などとも関連する研修会を村と共催でおこなった。あらかじめお願いしていた(株)フードワークス代表取締役・宮本圭一氏のご講演を1時間と少しお聴きすることができた。事業が円滑に進み、目的にそう成果をあげるうえで「どんな理念を持つか」認識を共にすることが大事で、時宜にかなう勉強会であった。無理に日程をとっていただいた宮本氏には心からのお礼を申し上げたい。

任期最後の定例会も最終日

雪混じりの冷たい風が吹く外を時折目にしながら、予算特別委員会での質疑応答が昨日もつづき、委員会に付託されたすべての議案が全会一致で可決された。

今日は定例会最終日の本会議。朝から、運営委員会、全員協議会、本会議と連なり、追加される人事案件などもふくめて審議を終えることになる。

終わっては、村と議会共催による6次化産業関連での研修会も予定され、あわただしくも、中身の濃縮された一日となりそうだ。

CIMG9991-1▼家々の屋根から、いったんは姿を消したシガ(つらら)。一昨日来の冷えで役場庁舎にもまた成長をはじめたシガが見えはじめた。これより丈を伸ばすか、それとも解けて落ち消えるか、来週はいよいよ彼岸の入りだ。

地方創生には、医療過疎脱却も欠かせぬ課題

▼議会は、予算特別委員会へ審議の場をうつした。

わが議会は通年の会期なので予算特別委員会は常設状態にある。議長をのぞく全議員でつくる委員会とあって、村長も出席し質疑がおこなわれる。したがって、政治責任の大きな判断を求められる質疑への答弁も含め、その場で「答弁できない」ということは当局側としてはほとんどないので、議員の質疑の幅も当然ひろくなる。

つまり、予算に関連してどんな角度からも質せるし、また本会議とちがい委員会なのでかなり柔軟な応答の交わしあいもできる。予算案審議としては最も好ましい条件がつくられているといえるだろう。委員会には必要な説明員も不足なしで席に着かれているから、答弁も質疑もより円滑にすすめられるということもある。

▼きのうの予算案審議は午前の日程だけとなり、残りは今日となる。きのう午後には、雄勝中央病院の運営委員会へ。

病院経営の概況などで詳細な説明をうけ、質疑や意見などが交わされた。いつものように「医師確保」あるいは「医師偏在」の現状克服が、県、国としての最大の課題であることをあらためて認識する会議であった。

もし国の医療政策が原因で医師偏在がうまれているのであれば、その制度を国がまず改めることが肝要であろう。政治はいま地方創生のかけ声を大きくしている。そのひとつの目安とされるのが「人口」であるが、医療過疎と人口減少は相関にある。医療の充実は創生のかぎをにぎるカナメのひとつだろうからだ。

産業振興とともに、人口定着に大きな影響を及ぼす「医療の安心」確保が、地方創生には欠かせぬ課題であることを、政府や国会議員さんにはよくよくとらえていただき、その最大の柱である医師確保と医師偏在をなくす具体策を大胆にとってほしいものである。

あわせて、病院や行政がとりくんでいる現在の大小の努力を、そのどれをも大事にして地道に継続させることも大切であると思われる。われわれ議会に身をおく側も、出来る限りの役割をはたしたいもの。小さい持ち場ながらそのための思案もしているところである。

CIMG9968-1▼今朝の外気温はマイナス4℃。雪解けでだいぶあらわれていた土肌がすべて薄い雪に覆われ、村はいったん冬に戻った。でもそれは自然がまとったつかの間の冬衣、すぐ後にお日様マークの天気が予報されているので、薄い新雪はあっという間になくなるだろう。

春の香りならバッキャ

▼昨日は東京大空襲、今日は東日本大震災と未曾有の被災の日が今年もきました。人と自然がもたらした大災害で命を奪われた方々を深く追悼するとともに、このように大きな犠牲を生じさせた政治と社会の誤りと判断の弱さを再び繰り返さぬよう、歴史の教訓を胸に刻みつづけたい。

▼村議会本会議のきのうは、一般質問と陳情審議がおこなわれました。現任期の議会では最後となる一般質問でした。質問された側も答弁に立たれた側も、それぞれの見解をのべあったでしょうが、結果、はたしてどんな感想を双方もたれましたか。

CIMG9969-1CIMG9970-1▼おととい夜から降り続いた雨で、昨日朝の成瀬川は今年最初の本格的濁流となりました。雪解け水というよりも、雨による増水ですが、ちょうど吹く風に「春一番」があるように、これはいわば川の流れに「春一番」をみたということでしょうか。
CIMG9974-1▼わが家そばの小川も増水し、その岸辺には、雨であらわれた地面にバッキャ(ふきのとう)がいっぱい顔を出していました。写真写りにはあまりよくない姿でしたが、摘んだ瞬間、あの精気あふれる香りにとらわれてしまいました。妻は、さっそくテンプラにし、初物を仏前に。

 

 

CIMG9981-1なんて元気をさそう香りをもつバッキャ。ヒロッコ(ノビル)、ノゼリと同じで、むかしから雪国人は、春一番に出るこれら野の菜から精気をもらい、冬にやや閉じていたやる気を春に全開させたのでしょうか、萌える草木と同じように。

CIMG9983-1CIMG9984-1▼今冬最後と思いたい連続の荒れ空予報があり、そのとおり雪混じりの強風が吹き荒れています。雪の量はたいしたことありませんが、ゴー、ドドドドー、ピッピッピッと除雪車のはたらく音を久しぶりに聞きました。。

子どもの時分をしのぶ3月

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▼同じことを幾度も記す。わが家の前後ろはむかしの子どもたちの小さな天地だった。

前には、成瀬の本流(むかしは、流れが大きく二つに分かれていた。)があり、合居川の大きな支流と二つの小川が合流。そこには昔は農地であった広い河川敷がひろがる。方を変えれば、東の小高い森には時々紹介する二つの小さな祠があって、社地はむかしの子たちが遊びでたむろしたところ。

社の一つは今も「三吉様」として祀られ、B家が永年にわたってまもりつづけているが、写真奥の上方にあるもう一つの社は守り役が絶えて久しく、荒れたまま。むかし、その祠には、奉納されたのか獅子踊りでつかう獅子の頭(かしら)が置かれていて、祠の戸を開けると、うす暗がりの中で獅子頭の光る目は子供らをグィとにらみつけた。懐かしいそんな思い出があるだけに、荒れたままの祠を見るのはしのびない。

CIMG9967-1昔の子たちが二つの祠を根城にわけて、そばの柴木からつくった「木の刀」で果たし合い、殺陣遊びを演じたのもこの小高い社地。そしてその遊びの始まりが、3月の今の頃から。

演ずる斬り合い遊び(チャンバラごっこ)を、子たちは「ただがいっこ(戦いっこ)」と呼んだ。「名をなのれ」「あかどう・すずのすけ、だ」「月形半平太、だ」。二つの刀をもてば「みやもとむさし、だ」。長い刀をもてば「佐々木小次郎、だ」。「斬り合い」の末、二つに分かれた敵味方集団のうちの誰かにたまたま「刀」が強くあたるもので、最後にはその誰かの痛みの大泣きで遊びの楽しさがしぼみ「ただがいっこ」はいつもそこで終わり。

もちろん保育所など村のどこにもなかった時だから、山の子たちは自分で野の遊びをつくりだした。それからおよそ60年近い。祠のそばには私が毎年おいしさをいただく実をつけるシラグヂ(さるなし)の蔦がある。

CIMG9965-1幹回りおよそ50㌢。村のあちこち(赤滝の周囲はとりわけ多い)にはそれよりさらに太いシラグヂがいっぱいあるが、人家のすぐそばでこんなに太い蔦はそうは見られないだろう。このシラグヂは、まだ幼い頃に、そばの社地からきこえる子たちの声を聞き、動きをみながら大きくなったのかもしれない。もしかして、先日64の齢となった私と同じほどの戦後の年を生きてきた蔦樹なのだろうか。

CIMG9963-1▼きのう、所用で横手に下った通りすがり、よく目につくようになった真人山のマンサク花が咲く柴木に立ち寄りました。花のそばには小さな石塔があります。昔、真人へぐりの難所にむかうひとびとを見守りつづけた塔なのでしょうか、土地の人々の手で大切に安置されている跡がしのばれました。

 

 

CIMG9959-1桜の開花予想は並よりやや早めを告げられています。ここのマンサク花がいま満開ということは、並の年なら3月1日頃だった開花が今年はやや早めだったのかもしれません。

任期最後の定例会開会、卒業式、文化祭の3日間

6日にはじまった3月の村議会定例会議。食肉加工施設や学校給食センターの建設が予定され、小さな人口の村としては比較的規模の大きい当初予算案となりました。

開会前、全国町村議会議長会から預かっていた4議員(佐藤正次郎、高橋健、谷藤怜子、佐々木正夫)への地方自治功労表彰の伝達を議場でおこないました。村からの副賞(佐々木健夫議員も含む)が村長からも贈られました。各位の功労を心からお祝いするとともに、今後も、村発展のため大いなるご尽力を願いたいものです。

また、課題を検討・協議してきた議会改革特別委員会からは、この日、現任期の議会としてはほぼ最終となるであろう報告がされました。詳細は後に議会だよりで紹介される予定。

3月会議は13日までの予定で、10日には一般質問があります。予算案はすべて特別委員会に付託・審議されます。「ぜひ、議会の傍聴を」と、よびかけます。

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21名の卒業生が在校生へ別れの言葉
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祝賀会では合唱を披露

▼7日は中学校の卒業式と祝賀会へ。今年の卒業生は21人。小さな村なので卒業生は毎年1クラス。なので、その年その年のクラスの特徴、個性が卒業式ではよくあらわれます。

最近とくに感ずることですが、生徒たちがものおじしないで自分の思いをのべる、それも、明るくなかなか論理的にというあたりに感心します。祝賀会のテーブルでどなたかに、「この子どもたちなら、どこに出してやっても、立派にやってゆける」と語りかけましたが、ほんと、毎年、立派な卒業生たちです。

この日の朝にはNHK朝ドラ「マッサン」で、若者が戦争に向かうシーンが。「生きて帰って来い」と父親に堅く抱きしめられる映像をたまたま視ました。国家が強制した若者と家族を引き裂く悲しい別れを想い、妻とともに涙し、午後の卒業式では、生徒、親御さん、教職員のみなさんの晴れの門出と別れと思い出がいっぱいつまった涙に接しました。

20歳~30歳頃の村の若者たちが戦地に向かう日、それぞれ家族や恋慕うひとと、どんな言葉が交わされたのでしょうか。たまたま「マッサン」を視聴したということもありますが、15の春をむかえたこの日の卒業生たち一人一人を見つめながら、70数年前の村の若者たちがおかれていた心境にも私の思いは及びました。

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力作が並んでいます
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成瀬の風景が切り取られています
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雪解けが進む成瀬川
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岩井川真戸橋下流

 

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ネコヤナギが最盛期

 

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春の訪れを告げています

 

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除雪で積み上がった雪をかくはん

 

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会場は座卓、ステージは成瀬仙人太鼓

 

▼今年はとってもおだやか日和のなかでの卒業式。翌日も晴天の下、わが集落岩井川のコミュニティ文化祭へ。でかける前にわが家前の小川と成瀬川を少し散策しました。

小川も本流も、まだ雪解け水とよべるほどではありませんが流れにはだいぶ勢いが見えます。川も寒中の静けさをほどいて躍動の春へ少しずつ足踏みをはじめました。ネコヤナギのふくらみもだいぶ大きくなり、道路除雪でたんぼや畑に寄せられた雪の小山がユンボーで堀り崩されています。真人へぐりのマンサク花はもうまっ盛り、春が始まったのです。