「今年は雪が少ないから、もうセキショウや野のフクジュソウが見られるかも?」と、おととい日曜日、いつもの群生地に向かいました。
セキショウは見られたのですが、晴天なのに私がおとずれたその日の午前は風がやや冷たく、前日の新雪もふわっとかぶさりフクジュソウは半咲き。それで、久方ぶりに降水確率ゼロ㌫予報が告げられた昨日、3月農業委員会総会を終えた帰りに「今日なら」と群生地にまた立ち寄りました。
今度はあたたかい陽射しで新雪もなくなりフクジュソウは満開、稀少種セキショウの緑も雪景色に映えます。セキショウの季語は夏だそうですが、豪雪の地では「春に詠んでもらいたい草なのに」と私は思います。
フクジュソウもセキショウも、かろうじて雪消えが早かったヘギ(堰・水路)のそばにポツンポツンと見られるだけ。どちらも群生地全体の花の美しさやセキショウの緑の勢いを見られる春本番にはまだ日数を要します。ということで、半咲きと満開の同じ株のフクジュソウを載せてみました。
花と緑が見頃でなくても、早春風景がむかしのままで見られるこの隅は貴重なところ。セキショウが根を張るヘギ底の泥では、ドジョウが「春が来たな」と思っているでしょう。
▼18日の彼岸の入りを前にして、お墓に積もった雪を除ける姿が見られます。「今年、雪、びゃっこで(少なくて)、楽だべぇ(雪堀り、楽でしょう)」と声かけたら、「んだ、んだ」と同級生。墓地へ向かうにわか仕立ての雪の階段も、いつもの年より段数が少ないようです。