任期最後の定例会開会、卒業式、文化祭の3日間

6日にはじまった3月の村議会定例会議。食肉加工施設や学校給食センターの建設が予定され、小さな人口の村としては比較的規模の大きい当初予算案となりました。

開会前、全国町村議会議長会から預かっていた4議員(佐藤正次郎、高橋健、谷藤怜子、佐々木正夫)への地方自治功労表彰の伝達を議場でおこないました。村からの副賞(佐々木健夫議員も含む)が村長からも贈られました。各位の功労を心からお祝いするとともに、今後も、村発展のため大いなるご尽力を願いたいものです。

また、課題を検討・協議してきた議会改革特別委員会からは、この日、現任期の議会としてはほぼ最終となるであろう報告がされました。詳細は後に議会だよりで紹介される予定。

3月会議は13日までの予定で、10日には一般質問があります。予算案はすべて特別委員会に付託・審議されます。「ぜひ、議会の傍聴を」と、よびかけます。

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21名の卒業生が在校生へ別れの言葉
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祝賀会では合唱を披露

▼7日は中学校の卒業式と祝賀会へ。今年の卒業生は21人。小さな村なので卒業生は毎年1クラス。なので、その年その年のクラスの特徴、個性が卒業式ではよくあらわれます。

最近とくに感ずることですが、生徒たちがものおじしないで自分の思いをのべる、それも、明るくなかなか論理的にというあたりに感心します。祝賀会のテーブルでどなたかに、「この子どもたちなら、どこに出してやっても、立派にやってゆける」と語りかけましたが、ほんと、毎年、立派な卒業生たちです。

この日の朝にはNHK朝ドラ「マッサン」で、若者が戦争に向かうシーンが。「生きて帰って来い」と父親に堅く抱きしめられる映像をたまたま視ました。国家が強制した若者と家族を引き裂く悲しい別れを想い、妻とともに涙し、午後の卒業式では、生徒、親御さん、教職員のみなさんの晴れの門出と別れと思い出がいっぱいつまった涙に接しました。

20歳~30歳頃の村の若者たちが戦地に向かう日、それぞれ家族や恋慕うひとと、どんな言葉が交わされたのでしょうか。たまたま「マッサン」を視聴したということもありますが、15の春をむかえたこの日の卒業生たち一人一人を見つめながら、70数年前の村の若者たちがおかれていた心境にも私の思いは及びました。

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力作が並んでいます
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成瀬の風景が切り取られています
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雪解けが進む成瀬川
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岩井川真戸橋下流

 

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ネコヤナギが最盛期

 

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春の訪れを告げています

 

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除雪で積み上がった雪をかくはん

 

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会場は座卓、ステージは成瀬仙人太鼓

 

▼今年はとってもおだやか日和のなかでの卒業式。翌日も晴天の下、わが集落岩井川のコミュニティ文化祭へ。でかける前にわが家前の小川と成瀬川を少し散策しました。

小川も本流も、まだ雪解け水とよべるほどではありませんが流れにはだいぶ勢いが見えます。川も寒中の静けさをほどいて躍動の春へ少しずつ足踏みをはじめました。ネコヤナギのふくらみもだいぶ大きくなり、道路除雪でたんぼや畑に寄せられた雪の小山がユンボーで堀り崩されています。真人へぐりのマンサク花はもうまっ盛り、春が始まったのです。