春の香りならバッキャ

▼昨日は東京大空襲、今日は東日本大震災と未曾有の被災の日が今年もきました。人と自然がもたらした大災害で命を奪われた方々を深く追悼するとともに、このように大きな犠牲を生じさせた政治と社会の誤りと判断の弱さを再び繰り返さぬよう、歴史の教訓を胸に刻みつづけたい。

▼村議会本会議のきのうは、一般質問と陳情審議がおこなわれました。現任期の議会では最後となる一般質問でした。質問された側も答弁に立たれた側も、それぞれの見解をのべあったでしょうが、結果、はたしてどんな感想を双方もたれましたか。

CIMG9969-1CIMG9970-1▼おととい夜から降り続いた雨で、昨日朝の成瀬川は今年最初の本格的濁流となりました。雪解け水というよりも、雨による増水ですが、ちょうど吹く風に「春一番」があるように、これはいわば川の流れに「春一番」をみたということでしょうか。
CIMG9974-1▼わが家そばの小川も増水し、その岸辺には、雨であらわれた地面にバッキャ(ふきのとう)がいっぱい顔を出していました。写真写りにはあまりよくない姿でしたが、摘んだ瞬間、あの精気あふれる香りにとらわれてしまいました。妻は、さっそくテンプラにし、初物を仏前に。

 

 

CIMG9981-1なんて元気をさそう香りをもつバッキャ。ヒロッコ(ノビル)、ノゼリと同じで、むかしから雪国人は、春一番に出るこれら野の菜から精気をもらい、冬にやや閉じていたやる気を春に全開させたのでしょうか、萌える草木と同じように。

CIMG9983-1CIMG9984-1▼今冬最後と思いたい連続の荒れ空予報があり、そのとおり雪混じりの強風が吹き荒れています。雪の量はたいしたことありませんが、ゴー、ドドドドー、ピッピッピッと除雪車のはたらく音を久しぶりに聞きました。。