なんと愛しい子らよ

CIMG0118-1CIMG0144-1CIMG0138-1CIMG0145-1CIMG0162-1CIMG0150-1CIMG0129-1CIMG0131-1▼親(とくに母)であってよかった、教師であってよかった、保育士であってよかった、と子たちの成長をもっとも情感深くとらえる時でありましょう「卒の日」が、村では今日の保育園卒園式でしめくくられました。お天気も、とってもおだやかなお祝日和です。

乳幼児期の子育てには、尋常でない苦労がともないます。とくに子を産み乳を授け、病の時には懐深くでおさな子を抱き添いつづけてきた母親の難儀は、それをそばで見ている男親、家族がいちばんよく知っています。

その苦労の日々がまだ薄れず記憶にしっかりと刻まれていて、しかも、子たちが、いかにも子らしく純粋無垢なまなざしで卒園証書を母親にわたす「ありがとう」の言葉を発するからでしょう、卒園式は、毎年のことながら、子たちを、親たちを、そして先生たちをみて、もらい泣きの時、時、時です。

あどけなさをまだいっぱいにしている卒園児ですが、すぐそばにある小学校に行くということを、子たちなりにしっかりととらえはじめているのでしょう。この半年、この幾月、この数週間で顔立ちも言葉つきも、卒園の日が迫るにつれぐっと成長したように私は感じていました。

今年の卒園生は村としては多めの男19名、女12名の31名。保育園はしばしちょっぴりさびしくなり、むかえる小学校は、にぎやかさをやや増すでしょう。