おかしなブナの新芽

先週歩いた里山でのこと。それほど大きくないブナのそばを通ったら、冬の時にしては異常なほどに芽をふくらませた枝をみせる幹がありました。

雪折れなどした枝が雪上に落ちると、どうしてなのか正常な枝よりも早く新芽を出している場面はよく目にします。しかし、見たところどこも折れていない正常な枝が、今の季節にこんなに芽を大きくしているのはなぜなのか不思議に思えました。それほど暖かくもなかった今年の冬、なんぼなんでも、この幹の新芽のふくらみは早すぎるからです。

同じ林にあるブナでも、春の芽吹きの早さや秋の木の実の熟期には幹によって大きなちがいがあるもの。「もしかしたら、この幹は、とてつもなく早く芽吹く極早生ブナなのかなァ」「それとも、幹か枝のどこかに何かトラブルがあって、芽を早くふくらませたのかなァ」などと思いながらカメラにその新芽をおさめてみました。いつも記していますが、身近な自然にもよくわからないことがいっぱいあるものです。

▼きのうで予算特別委員会の審査は終了、委員会は全会一致で予算案を可決としました。今定例会議の本会議は、18日の議案審議で終了となります。