今年は白花を多くつけたフジ

休日中に2回目の除草剤を田んぼに散布。これで6月半ば過ぎの畦草刈りまでは主な農作業から手が離れます。

ただし、水管理の大事な時ですので、早朝、夕刻の毎日の「水見(みずみ)」は欠かせませんが。

人里では、フジやトチ、ガザキ(タニウツギ)、ミズキの花々が真っ盛りです。

集落では「ガザキの花さげば(咲けば)、奥山さ(深山にも)、タゲノゴ出る」と言われ、タケノコシーズン入りの指標にされてきたガザキの花。花盛りに合わせてブナの森ではタケノコが本番の季節へといよいよ入ります。

森の中では、写真のようにタケノコやサグ(エゾニュウ)を食べたクマさんの新しい大きな糞も見られるようになっています。きのう、岩井川集落南向かいの大沢では、雪崩跡の雪の塊を掘りながらサグの茎を食べているクマが目撃され、目撃した山菜(サグ)採りの方が、「おっかなくて、採りを止め逃げてきた」と語ったそうです。タケノコ山、サグ山と、クマの食べ物のある所は里も深山もクマの集まり場です。くれぐれもご用心を。

さて、花のことにもどります。毎年ご紹介しているようにわが集落には白い花をつける大きなフジの蔦木があります。年によって花をつけなかったり極端に花数が少ないこともあるこのフジの蔦木。昨年は花をほとんど見せませんでしたが今年はとても多くの花房をつけました。でも、いつもの年のような純の白さにはやや足りない色です。

野の花たちとならんで家まわりのツツジたちも満開です。背景の緑が日毎に濃くなるなかですから、花たちもみんな色鮮やかに見えてきます。