部落長(自治会長)会議

7日に部落長(自治会長)会議が開かれました。各地区から村と議会に新しく出されていた要望について地区代表の方々から説明を受け、当座の村の考えがしめされました。

要望箇所の現地視察が村と議会合同で6月に行われます。部落長会議前には、豪雪対策会議も開かれ、経過報告や支援対策についての報告もされました。対策本部はこの日をもって任務を終え解かれました。

▼7日午後は成瀬ダム建設促進期成同盟会の総会へ。総会の前段には花篭利行成瀬ダム工事事務所長を講師とする研修会も行われました。

この日は、女性たちの運営するなるせ加工研究会の直売所が営業を開始。コロナ禍なので
ゴールデンウィーク中の開店は昨年同様見送り、連休明けからのスタートとなりました。

▼8日は早朝5時から田んぼ用水路の共同清掃作業へ。豪雪の影響で水路への倒木などが例年より多く、その処理などで例年より作業に時間がかかりました。水路では雪の圧力による側溝の一部損壊も見られます。おそらく村内のほかの用水路でも程度の差はあれ同じような状況が見られる所もあると思われます。

▼きのうは地元集落の春祭りの日。例年なら青年達や各地区親子会による4つの恵比寿俵や神輿奉納があり、それが集落内を練りあるくのがこの日のごくふつうの光景。しかし、昨年に続き新型コロナ禍なのでそれらは今年もなし。2年続きでさみしい静かな祭り日となりました。

▼6日午後、はじめて栗駒山荘や須川高原温泉のある県境の高原まであがりました。

この日、標高1000㍍ラインまでブナの芽吹きはまだ昇らず、新緑はわずか下まで迫っていました。

雪解けの早い小高い地にはイワナシが花を開きはじめ、ショウジョウバカマもここでは今が咲き始めです。

1000㍍を少し越えるラインはブナ帯の森林限界でもあり、残雪いっぱいのブナ林のなかには里山では3月に咲き始めるマンサクが今花盛り。まだ雪に押さえられているつぼみや枝もいっぱい見受けられます。アカミノイヌツゲの緑も残雪の白さに映え、真っ赤な実も目を引きます。

栗駒山や秣岳をのぞむ高原にはたくさんの池塘があり、そこではミズバショウやコバイケイソウの群落が新芽をどんどん伸ばし始めています。

28日正午の国道342号開通にあわせて今シーズンの営業が始まったわが栗駒山荘や岩手側の須川高原温泉には、雪の世界での露天風呂などを楽しむ人々でしょう、ドライブなどで訪れた姿が一定数見られました。北方には焼石連峰も見通しよくのぞめます。
毎分6千リットルの湧出といわれる熱くて豊富な源泉は、小川のように湧き流れていました。温泉前のミネザクラはこれから咲きます。サクラ、タムシバ、ムラサキヤシオ、ウラジロヨウラク、サラサドウダンなどなど、雪と高原の花見をしながら楽しめる県境をまたいで隣り合わせる栗駒山荘と須川高原温泉。みなさんに、ぜひこの絶景をのぞみながら二つの温泉を楽しんでいただきたいと思います。残雪の栗駒高原、須川温泉へぜひお越しください。