目視では今冬初の黄砂か?

おととい夕からの雨や雨混じりの雪により路盤に固められていた雪がゆるみました。昨日は、それら重たい雪を寄せる作業に道路除雪スタッフのみなさんは大難儀したと思われます。

雨とやや高めの気温によって屋根雪もゆるみました。落雪構造の建物でまだ大量の雪を載せていた方々の屋根(たとえば我が家前城下公園のトイレなど)も、いっきに雪が滑り落ちました。各地で屋根雪の落下による悲惨な死亡事故や負傷の事例が報道されていますが、こういう積雪がゆるむ天候の時は、落雪構造の屋根はとくに注意が必要です。雪下ろし構造の屋根でも転落事故が県内に頻発しています。こういう時はトタンが滑り落下の危険が増すので、それへも要注意です。

なお、大量積雪に雨天があれば、山や里の斜面、道路法面などからの全層雪崩(ヒラ)や落雪の危険も大きくなります。また、雨で雪が締まった後に今後新雪が多く降ると積雪の層が大きく2つに分かれ、少しの震動やショックを与えただけで新雪が崩れる恐ろしい表層雪崩(ワス)も発生します。豪雪の年の今冬はとりわけそれらにも十分な注意をはらいましょう。

家周りで除雪作業をしながら雪原を見たら、降り積もったばかりの雪がやや赤茶色に滲んでいます。大陸から偏西風にのって飛んでくる黄砂の色と同じですから、おそらく黄砂でしょう。だとしたら、春には少し早いですが、今年最初の目視で確認できた黄砂ということになります。

今日は小正月。あらためて今年一年の諸々の平穏無事をお祈りしたところです。