自衛隊・災害派遣で雪下ろし

9日~10日にかけ陸上自衛隊のみなさんによる災害派遣の雪下ろしが村内でも行われました。すでに県南各市や町で同じような災害派遣が行われています。村も県を通じて申し出ていたもので、8日の県の要請に基づき村内でも支援行動がとられたものです。

高齢者世帯で要支援の家庭を優先対象にし、村内28世帯に隊員135名が支援にあたっていただきました。雪下ろしを頼みたくても業者さん側で人出が足りなかったり、あるいは雪下ろしサービスの担い手が回りきれずに時間がかかるという状態が続いていました。それが当座ほぼ解決されたわけで屋根の雪が下ろされてみなさんひとまず心配がなくなったと思われます。自衛隊のみなさん、ありがとうございました。

連休中は自衛隊の方々のみならず、村内いずこも雪下ろしや除排雪に集中の日となりました。いっきに50㌢や100㌢も積もったり、間を置かずに何日も降り続けられると豪雪になれている我々も「こりゃ、まいったなァ」となります。でも、この連休期間のように日にちに間を置いて30㌢程度ずつの雪降りだったり、今朝のように除雪車出動のない夜間降雪ゼロの日が時々あれば、積雪2㍍をはるかに越えた特別豪雪の村でも雪への不安は少々和らぐものです。

村にも適用となった災害救助法によれば、除雪費など12項目の救助対象事案があるようです。屋根の雪下ろしや、軒に使えた雪の除去も「障害物の除去」として法の適用対象に入るとされます。村は同法を活用し、支援が必要な家庭の避難口確保などのため家周りの雪除去を進める段取りに入っています。内閣府は7日付けで、全都道府県に「今冬期の大雪に係る災害弔慰金等の支給について」の通達を発しています。雪下ろし等の障害事故も重度の障害の場合は対象になります。

▼ところで新たなイノシシ目撃情報です。場所は村内ではなく村内との境に近い国道342号線の横手市増田町上吉野の住宅が並ぶ箇所。8日、村内のSさん(女性)が増田町方面から東成瀬村に車で走行中、国道を走る1頭のイノシシを目撃。イノシシは車道から歩道側に移り見えなくなったそうです。残念ながら撮影はできなかったようです。

2㍍ほどの積雪の中でも、人に狩られない限り彼らは命をつないでいるという証の目撃情報です。おそらく村内の山々に棲息を広め始めたイノシシたちも、2㍍から3㍍近い積雪の中、沢筋など土や水の出ている場所などを辿りながら一頭で、あるいは群れでいまも棲息しているはずです。今冬は、雪上歩きで彼らとのご対面の可能性がかなり高いような気がします。