菅ノ台まで村内の雪状況を視る

いつものように書類の決済や事務局長と必要な打ち合わせをした昨日。ちょうど昨日は9時半から議会広報対策特別委員会(副議長を含む5人編成)の編集会議が開かれていましたので、会議後に時間をとってもらい「大雪課題」について情報交換をしました。

自衛隊派遣による雪下ろし支援についても、受け入れた側の体制や連絡調整などに課題があったようであり、それらについても議員にいろいろと意見や情報が寄せられています。今後に向け、経緯をよく吟味しそれら課題についても最善の策をはかる必要があります。

その後、成瀬川最上流部の菅ノ台まで村内の雪状況を視察に向かいました。村の簡易積雪量観測でもわかりますが、いつもなら村内で格段に積雪深の大きい大柳地区で今冬はどうしたわけか積雪深が岩井川や椿川地区とそれほど大きな違いが数値上では出ていませんでした。現場で見た感じもほぼそれと同じで、今冬は、岩井川や椿川とあまり変わらない積雪状態になって見えますがどうでしょうか。

それでもやはり村内集落では最深積雪の菅ノ台はこんな雪の状態です。昨日から始まった高齢者世帯で支援が必要なところへの家周りの「軒先雪掘り」の跡や、道路通行者への安全の妨げとなる危険建屋の雪除去など災害救助法にもとずく危険な「障害物の除去」が村の手配で始まっている現場も道すがら目にしました。

◆谷地のトマトハウス施設の骨組みを守るために懸命に除雪をした跡にも立ち寄りました。ハウス骨組みのまわりは、除雪を頻繁にしていてもこんな雪状態で、これから先の積雪がどうなるか心配です。

◆間木の菌床シイタケ栽培施設も、豪雪の年は雪との格闘が最大の課題となることを議会もよく承知しています。雪を吹き飛ばすロータリー除雪機とともに除雪ローダーも購入して経営者のSさんが除雪に当たっていますが、今冬はそれでも間に合わず、業者さんにも度々委託して雪除去をしています。

◆ウルイの牛舎(村指定管理の繁殖牛舎も含む)も軒の破損が随所で見られます。

◆村でも把握しているように、現在住んでいる(通年・夏季だけを問わず)住宅や建屋でも軒などの破損が随所に見られます。なかでも不在家屋や空き家ではその破損がまさに惨状というにふさわしい形で方々で痛々しく目に入ります。写真は、そうした空き家のうちの一戸です。

▼またしてもイノシシ情報です。入道の青少年山の家そばで11日に猟友会員が一頭を目撃しました。目撃した会員の話では、「イノシシは会員を確認すると、襲う態勢で除雪された道路上を会員に向かってまっすぐ走ってきたそうです。会員はとっさのところで襲撃をかわしたようで、イノシシはそのまま林か沢のほうに離れたそうです。「大きかった」といいますから、オスなのでしょう。人を襲うイノシシ、子どもや高齢者、女性だったら無傷では済まず、あのキバで襲われたら命にもかかわる危ないところでした。幸いたまたま目撃、遭遇したのが猟友会員だったから難を逃れたといってよいでしょう。

この大雪ですから、人家近くの雪の比較的少ない里山で彼らは雑草などを食べているようです。今後も、除雪した道路など歩きやすいところに出てくる可能性が大です。発見したら素早く役場か猟友会員、警察などへご連絡を願います。