20日、村商工会創立60周年記念式典に出席しました。
式典の前段には、会の役員や会員、従業員への永年の功績を讃える表彰がおこなわれました。また恒例の初笑いとして人星亭まさるこさんによる漫談もありました。
式典ではおよそ以下のような内容でごあいさつを申し上げました。
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商工会創立60周年記念式典ごあいさつ
創立60周年おめでとうございます。会の発展に尽くされました多くの方々へ、また栄えある功労で表彰されました皆様へ、村議会を代表して心からの敬意をあらわし、お祝いを申し上げます。
ご案内のとおり我々の社会は、まず第一に産業で成り立っており、現代ではそのカナメを担う柱が商工業であります。村でその中核としてご尽力いただいている皆様には、そうした意味でも私は深い感謝の心を常にもっております。
この機会に商工会の歴史をあらためて確認したく諸々の資料を開いてみました。そこには皆さんや皆さんの先輩たちが築かれた努力の足跡が克明に記されており、村づくりのうえで貴重な役割を果たされた皆さんのはたらきをあらためて教えられました。
実は、私の親も木材業を営み長い間商工会の一員でした。私自身も、ある一時、会の青年部にも所属しておりました(青年部が電話帳作成などにとりくんだ当時)。私は子供の頃から、月末を迎えた時のオヤジの姿を見ておりまして、毎月の費用支払いの苦労、働いているみなさんへの給与の支払い、今日のおめでたい場には不つり合いのことばですが、連帯保証人としてある方(業者)の借財の責を負った時の苦労、昭和後半の木材価格急落の時に体験した膨大な経営赤字のことなども目の当たりにしてきました。なので、みなさんの経営者という立場の難儀さ、苦労が私はほんとうによくわかります。そうした体験をしているだけに、村の産業と雇用をささえておられるみなさんの大きな役割を、ひときわありがたく思っているところであります。
村は昨年の3月議会で新たな「総合計画」を決めました。計画における商工業の振興では、商工会の組織強化のための支援を第一にかかげております。新たな起業支援では、若年層の定住を促進するための環境づくりの重要性もそこに記されました。
これまでの村の歴史をみてもおわかりのように、村政においても、産業振興のカナメとなる商工業においても、時代の趨勢をよく見極め、常に先を読む的確な判断が我々には求められます。今後は、ダム事業が大きな峠を越す時期と重なりますから、状況をよく分析し先を見通すということについてはなおさら重要な時期の村となります。みなさんは、これまでも新たな起業や市場開拓につとめてこられた方々です。どうか、その先見性をより大きく発揮されまして、令和年代の新たな村づくり、産業・商工業振興のために、皆様のいっそうのご尽力を期待したいと思います。
結びに、商工会の益々のご発展と、会員皆々様の経営ご繁盛を心からご祈念申し上げまして、お祝いのことばといたします。
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今朝も除雪無しで済みましたが、予報では明日からは今冬最強寒波襲来とされています。西日本や関東、九州方面までの降雪が予報されるときはこちらの積雪はそれほどでもないということが多いのですが、果たして今回はどうなるか。