菅ノ台まで上がる

土曜日、成瀬川の上流部集落・菅ノ台まで上がりました。

今年の村内全体の雪の様子を目に入れておかなければと思ってのことで、狩猟をやっていた当時とちがい、椿川や大柳まで冬に足をのばすことは今はあまりなかったからです。

雪害警戒部は設置を迫られた今冬の村ですが、以後はごく普通の積雪で推移しています。役場所在地で積雪2㍍を目安として設けられる豪雪対策本部も今年はそこまでに至っておらず、雪嵩はその約半分にとどまっています。(田子内で16日朝現在116㌢)

谷地ビューポイントそばの道路に立って東山の頂き方面を眺めれば、雪の多い年なら道路のカベが高くなって山など見えにくいのですが、今冬はかろうじて道路からも山が視野に入ります。

いつもなら多くの雪に覆われている谷地地区のビニルハウス(トマト栽培用)も、今冬はまだこんな状態です。

村内で積雪が最も多いと思われる菅ノ台集落の様子もごく普通の冬、いや、ごく普通よりも雪はやや少なめというところでしょうか。モノトーンの世界のなかで、道ばたのヤドリギに着いたオレンジの実がとても鮮やかでした。

成瀬川は、これから一年でいちばん静かな流れの時となります。

▼この休日にはうれしいニュースが飛び込んできました。鹿角市花輪で行われた全県中学スキーで、わが東成瀬中学校2年の石綿響さんが男子大回転と回転の2競技で優勝の快挙。同じく男子大回転で、3年生の佐々木太翔さんが3位、女子大回転で1年の鈴木菜月さんが7位と大健闘したのです。

県内有数のスキー場をもつ村として、スキー競技でこうした成績をあげる選手たちが出るのはほんとうにうれしいこと。みなさんのがんばり、ご家族やコーチをはじめ選手をささえた方々に大きな拍手をおくりたいと思います。東北、全国規模の大会でも健闘をご期待いたします。