議会開会、出初式

村議会の、令和4年定例会(第1回1月招集会議)がきのう開会されました

通年会期制をとっているので、会期は12月16日までの347日間と決めました。

会期はじめの招集会議ではめずらしいことですが、議案審議も1件行われ可決されました。議案は、昨年末、国の補正予算措置による住民税非課税世帯等への給付金(1世帯当たり10万円)にともなう補正予算案で、新型コロナ感染症対策の一環です。

村ではこの給付金の対象見込世帯数が302世帯とされ、事務費も含めて3,120万円の事業費が予定され、全額、国の補助金での対応となります。

今年も、仕事始めの日に「明けましておめでとうございます」の言葉で議会の歩みがはじまりました。3月定例会議には村の指針とされる総合発展計画等も提案される予定であり、それまでの間に素案が議会にしめされ検討もおこなわれる運びです。

ほかにも、新型コロナ対応策、今のところ昨年ほどではありませんが連続する寒波襲来にともなう豪雪への備えなど気の抜けない課題が多く予想されます。「気を引き締めて、かついっそう前進の年へ」との思いを込めながら開会の鈴を押しました。

▼午後は消防団の出初式へ。挨拶では主に次のような内容を申し上げました。

■令和三年、東成瀬村消防団出初式にあたりまして、村議会を代表し一言ご挨拶を申し上げます。まずもって、永年の献身的な活動が認められ、晴れの表彰を受けられた皆様に対しまして、議会からも心からのお祝いを申し上げます。

また、日頃の防災活動への念入りな備えや、山岳遭難救助活動などでの献身的な活動に対しましても深く敬意をはらい、お礼を申し上げさせていただきます。

さて、新型コロナ禍により、諸々の行動の制約など感染症予防への対応が求められ、我々の社会全体も消防団の活動もかって経験したことのない状況下で年月を刻んでおります。

訓練も思うにまかせないこうした中にありましても、災害はそれら新たな感染症に苛まれる社会状況とは別に全国で多発しております。消防団が最も重きをおいて活動しているところの火災対応でも、全国的にはこの災害による死傷者の多いことが依然として大きな特徴となっております。

時はいよいよ厳冬のシーズン入りです。火災の予防活動とともに、万が一火災が発生した場合でも、死傷などの被害に至らないよう、消防署と消防団がこのことについて住民への啓発にいっそうの力を注いでくださるようお願いいたします。

また、村の消防団にとりまして固有の任務であります山岳遭難救助活動にあたりましては、私自身も隊員であることから、山地の地理状況に詳しい隊員の存在が大きな課題であることを年々の救助活動を通じ強く感じております。この点でも、隊員の高齢化が著しく進んでおり、捜索、救助活動を円滑に進めるうえで必要な隊員確保にいっそう心を傾けられるよう期待したいと思います。

大地震、台風や集中豪雨、そして昨年のような一気降りの豪雪への対応など、山間の豪雪地帯特有の防災、災害対応が我々にはもとめられております。この点で、皆様の活動と村民への啓発が、防災、災害発生時の被害の軽減や避難対応に大きな役割を果たすと思われますので、ひきつづきのご尽力をお願いいたします。

結びに、新型コロナの収束と新しい年の安寧、団員各位のご健勝と、村消防団、関係団体皆々様の益々のご発展をお祈りいたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。