通年議会を閉じ、南部地区簡易水道の竣工式へ

村議会12月定例会議が8日に終わりました。1月4日から12月8日までの通年会期で進められてきた定例会がこれで閉じられました。

村議会発行の議会だよりを通じて議会活動の主な動きは伝えられております。定例会議を終えるごとに、私自身いろいろと「ここは、こうしなくては」、「慣例でこうやってきたが、これは今度から改めてみよう」とか、諸々のふりかえりをするようにしています。

会期を終えた12月定例会議、今度は、1年間全体の活動をふりかえる時でもあります。この機会に、みなさんからも、議会へのご意見感想を直接議会事務局、あるいは議員を通じてなどでお寄せいただければありがたいです。よろしくお願いいたします。

▼議会最終日の8日は、大字椿川地区で進められていた村簡易水道南部地区の水道施設整備事業が完成、竣工式展へ向かいました。これで、計画された3つの簡易水道施設の更新・統合事業のうち大字田子内地区と大字椿川地区が終わり、のこすは今年度に調査、測量がなされ来年度から工事予定の大字岩井川地区となります。

議会事務局提供
議会事務局提供

 

 

村内にはかつて12の簡易水道があり村民のいのちが育まれてきました。それらは1箇所をのぞきすべて湧水口から導水した水道でした。もちろん現在更新・統合された、あるいは予定の施設もすべて湧水が水源です。

こうしたことがありますから、教育視察や集いなどで村を訪れる人々に、村の誇りの一つとして「水道水源はすべて湧水、水の豊かな村」をよくご紹介の言葉にいれてきました。

議員活動2期目で総務教育民生常任委員長をつとめていた平成14年10月31日、12箇所すべての旧水源地の視察調査をしたことがありました。簡易水道の更新・統合計画が村から初めてしめされたため、所管常任委員会として検討の一環でとられた活動でした。その時、「水の豊かさ」とともに、それぞれの特徴ある各水源から集落まで水を円滑に引き、あるいは安全に給水するため、地区住民、村役場の代々の人々が重ねた苦労も知ることになりました。

以後、住民要望を発端として統合計画の一定の変更がなされたということを経て、現計画に落ち着いた歴史も簡易水道事業にはあります。計画どおり3つへの統合が終われば、管理の範囲も大幅に減じ、大地震時に発生したかっての一部簡易水道の濁りなどもふくめ、災害対応でも一定の難解消がはかられると思われます。