幸寿苑敬老会、ダム工事現場視察

幸寿苑の敬老会が昨日行われました。昨年までは村主催の敬老会でしたが、今年からは苑の指定管理者の社会福祉法人・雄勝なごみ会の主催。理事長は今年交代となったばかりの旧雄勝町長の菅義雄氏。管氏は現在湯沢市の社会福祉協議会会長もつとめておられます。

お祝いの会は、いつもの年のように奉仕活動による玉扇津久美会の歌謡舞踊で盛り上げられ、みなさん芋の子汁をいただきながら楽しいひとときを過ごしていました。

▼きのうの午後は、成瀬ダム建設促進期成同盟会などによる合同の工事現場視察へ。大仙、横手、湯沢、そしてわが村と、首長、議長、担当職員などが、ダム工事事務所長のご案内のもとに現場へ向かいました。

ダム堤体左右両岸の掘削工事や原石山へつながる道路工事現場、国道342号付け替えの2号トンネル工事現場を視察。堤体の掘削現場を見れば、もう本体工事が始まったと同じという受け止めがされるほどに工事は進展しています。したがって、昨年に比べれば森林の伐採も広く進み、岩や土の露出範囲が大きくなり、重機や車両などの数も多くなっていて現場の様子もだいぶ変化しています。

来年3月頃に転流トンネルに水が通されるようで、北ノ俣沢と赤川の合流点から下流の一定区間(転流口出口まで)の成瀬川の水流は完全に遮断されることになります。若者の時から魚獲りなどの思い出がこもっている流れですので、目にしっかりと焼き付けておきました。

▼野原や里山が家のすぐそばから連なる我が家。家から100歩ほど歩けば秋の木の実たちがそちこちに見られます。

今年は場所によって豊凶の差が大きいと思われるアケビですが、一箇所にだけは熟れ始めた実がめずらしくゆっさりと成っています。

かたわらには春にいっぱいの花を咲かせていたシラグヂ(サルナシ)があり、予想したようにおいしそうな実が蔦に鈴なりです。もう少し経ち熟し始めたら、鳥やテンたちが食べた合間を縫って実が落ちないうちにいただこうと思っています。なかにはすでに軟らかに熟している実もあり、口にいれたら高級感あふれる香ばしい甘さがトローンと舌を刺激しました。

そばの岩場にはダイモンジソウが花盛りで、湿地の水辺にはオニシオガマが散り際の姿を見せています。