大きなヒラ(底雪崩)の始まりです

わが集落の南側、堰堤(平良発電所導水路取水口)上の急斜面に比較的規模の大きなヒラ(底雪崩)が見られました。きのうはひと月先の気候を思わせるような暖気でしたから、ほかにも底雪崩のおきたところがあったでしょう。大柳地点ですでに積雪2㍍越え、これからの斜面は、大小を問わず要注意です。

わがたんぼ脇の雪庇も、ふくよかさをさらにまして女性的な美を成長させてきました。雪庇の裏側斜面では、そこを歩いたキツネが、柴木の根元から足に土をつけて出てくるネズミを狙った跡がありました。

そばの小高いミズナラの森に棲むタヌキの群れは、相変わらず2つの穴から出入りして外歩きもしているようです。いったい、いまの季節、どんな食べ物を目的に穴の外へでるのでしょうか。穴の中には、何かの蓄えもしているのでしょうか。

冬眠もせずに、主にいきものをとらえて豪雪の冬を越すキツネ、テン、イタチ。そしてタヌキも冬はおそらく肉食が主でしょうが、かれらのたくましさにはいつも感心してしまいます。雪上にのこされた彼らの足跡、それは夜中に必死で獲物を探す姿と重なって見えます。