連日、屋根上しごと

きのう、おとといの村内は、雪下ろしの作業姿があちこちに見られました。でも、近年に新築や改築された住宅の多くは屋根雪の自然落下方式構造になっていますから、以前に比べ屋根に上がる家々は半分近くになっているのでしょうか。

今冬我が家の雪下ろしは住家で2回目。屋根のまぶかぎ(雪庇落とし)や下屋などの下ろしにはもっと回数が増えますが、1月半ばで今冬2度目の雪下ろしは豪雪の集落としては少ないほうでしょう。「この冬、初めて屋根に上がった」という方もいるほどですから。

それでも里の積雪は1㍍50㌢は優に超え集落によっては2㍍に近づいています。ニュースでは県内各ポイントの積雪状況を毎日伝えますが、いずれもそれは1㍍以下。それに比べれば村の積雪量はやはりとびぬけて多しです。我が家は今日の予定も含めて3日連続の雪下ろし。一部をのぞき2度目の作業をこれでしめくくります。

真冬日が続き、杉に着雪した雪が落ちずにそのままです。きのう午前は、雲の切れ間から時おり陽が注ぎ、まぶしい景色をながめながらの屋根上作業です。積雪が多くなったためか、雁の一群が奥羽の脊梁をめざして南東に向かいます。方角からして、蕪栗沼か伊豆沼あたりをめざしているのでしょうか、暗闇になってからも彼らの鳴き声が時々聞こえます。真っ暗なのによく方角がわかるもの、しかも山などの高低差も確認して飛べるものだと、彼らのもつ不思議な力にはいつも感心します。

今冬は、前半が比較的暖かく雨模様天気続きでしたので、いったん積もった雪が解けて山の土は水分たっぷり。そのために沢や川の水量も豊富で、我が家の上を通り集落の流雪溝に注ぐ用水路の流れにも勢いがあります。