ビックニュース・村の大型磨製石斧の素材は北海道産

村に関係する記事が新聞のトップに、しかもこんなに多くの段で載るというのはめずらしいこと、「上掵遺跡(東成瀬村)出土4点 石斧素材は北海道産」の文字が見出しに踊った今朝の秋田魁新報を何度も読み返した。

CIMG9964-1CIMG0688-1CIMG0689-1CIMG0687-1CIMG0686-1CIMG0685-1CIMG0681-1上掵(うわはば)遺跡は、現在も村の教育委員会の主要事業として遺跡発掘がすすめられ、年を追う毎に貴重な発見が続いている。国内最大級の縄文集落跡・三内丸山遺跡や国内に数ある遺跡群ではなく、なぜ東成瀬の上掵台地で国内最大級とされる磨製石斧が出土したのかは、研究者ではない一般人のわたしたちにとっても大きな不思議だった。遺跡発掘がすすめば、その方面からも「なぜ?」の解明につながる発見があるかもしれない。

この大型磨製石斧は、それがこの界隈に産する緑色凝灰岩でつくられたと言われつづけてきただけに、「北海道産」の石でつくられたという記事には、縄文歴史と上掵遺跡への新たなロマンをかきたてられる。ある方が私に「あの石斧は国宝級だよ」と言ったが、それはともかくとして、すごい遺跡が村にはあったもの。

写真は、昨年の上掵遺跡の発掘現場、これまで発掘された遺跡の一部と大型磨製石斧のレプリカが展示されていた村のまるごと自然館を昨年訪れた際のもの。

▼今日の村議会臨時会議を前に、運営委員会と全員協議会が昨日ひらかれた。

冬期交通対策費や臨時福祉給付金などで11,754千円の増額補正となり、27年度一般会計の予算総額は4,258,456千円となる予算案が説明された。

繰越明許費として事業がすすめられている椿川ウル井地区畜舎棟の山側に工事中の雪崩れ防護壁工事とさく井工事の状況説明や、新たな雪崩防止対策に関連する県への要望箇所や用地取得などについても説明があった。