本命キノコのはしりが

農産物、山菜、キノコなどを売りとする村の直売所に妻がはたらいている(半常勤)ので、キノコ採り帰りにお店に立ち寄るお客さんのことが時々話題になります。

過ぎた日曜には「ミャゴ(マイタケ)採ってきたぞ」とか、「ラグヨウ盛りだ」とか、「ノギウヂ(エゾハリタケ)採ってきた」とかで、村の方ではない、町の平場に住む馴染みの方々が立ち寄ったそうです。足し算をしたならば、村の方よりも、山菜やキノコをめざして足繁く山に通われる町場の方々のほうがおそらく多いのでは。

本命の秋キノコのはしりが、9月にはいれば顔をだしますから、自分の「とりぱ・採り場(つぼ)」をお持ちの方は、もう足がうずうずして落ち着いていられなくなるのでしょう。

むかしから「増田の祭り前の朝市には、早生ミャゴ出る」が、村の人々が語ってきた季節を知らせることば。15日がお祭りですからなるほどです。

CIMG0493-1CIMG0498-1CIMG0501-1CIMG0510-1CIMG0514-1CIMG0519-1今顔を見せるマイタケは、ミズナラが完全に枯れきった立ち木や倒木の根元などに多く、シロフと呼ばれる早生ものや、クロフでもそんなにかたちの充実しない個体が多いようです。もちろん、どんなことにでもみられるように例外もありますが。

こちらが気軽にひょいとでかける渓谷の早生ミャゴも、なんとか食べられそうなほどの大きさでほんの少々見られました。豪雪の地のブナとミズナラ、イタヤカエデなどの落葉広葉樹の森はキノコの宝庫。村のキノコ通たちにとって垂涎の的といってもいい値うちの大きなノギウヂ(エゾハリタケ)が、いい大きさと形でブナの幹に張り付いていました。地面にはアカヤマドリ(甘みがあって私は刺身風が好物)も。

▼村議会9月定例会議が今日から17日までの日程で開かれます。明日は一般質問がおこなわれます。ぜひ傍聴を。