大桶に味噌仕込み

▼いつものように週末の所用で村内をかけめぐっていたら、外にシートを敷いてお茶の時間を過ごしている人生の先輩たちの姿が。

庭先や道路の雪はようやくなくなったものの、畑はまだ雪の下。畑や田んぼ仕事が本格的にできない雪のあるうちは、庭先でほかほかの春を楽しむそんな姿を村の所々で見かける季節入りです。

CIMG0679-1CIMG0682-1CIMG0667-1▼村のフクジュソウ群落はどこもまっ盛り。ショウジョウバカマもようやく蕾を開き、早い所ではカタクリもおそらく咲き始めているでしょう。野のヒロッコ(ノビル)も盛りで食卓にあがるようになりました。

 

▼昨年、大日向山をめざして雪の上を上がりはじめたわが集落岩井川・合居の庚申塔そばの急斜面は、もうほとんど雪がなくなっています。雪が少なかった分、雪解けのスピードも早く、今年は久しぶりに山菜の採取時期が早まりそうな気配です。

CIMG0688-1CIMG0693-1CIMG0737-1▼春本番をまもなくむかえようとしている雪国の童は、半年ぶりに待ちかねていた自転車乗りを楽しめる季節になっています。大人から子どもまで、くらしにかかわるいろんなことが雪国では「半年ぶり」なのです。

CIMG0699-1▼4月始めといえば、わが家では自家用味噌の仕込み時。桶に味噌となる原料を詰めるのは当家では男のしごと。土曜の11日には、妻と二人で何十年も愛用している大きな味噌桶に原料を詰め込みました。1年後には、またよく熟成したおいしい味噌ができあがるでしょう。