ブナの実大豊作でクマは山にとどまるか

平年より10日、昨年より15日も早いという「鳥海山に初冠雪」のニュースがきのう夕方に流れました。

山の紅葉が並の年よりもだいぶ進んでいるということですから、やはり今年は、季節のめぐりが早まっているようで、このままだと里への初雪も早まるのでしょうか。

豊かにみのったブナの実が、深山でも、里山でも、わが家前の公園でも、地面に敷かれたように落ちています。今年は、何十年に一度しかないというブナの実の大豊作の年。ヤマブドウやアケビもよく成り、大はクマから、小動物や鳥などもふくめ、森の恵みの豊かさに大満足の年とな  っているはずです。CIMG0701-1

ドングリやヤマグリもまずまずの作ですから、今年の秋は、いつもの年より人里やたんぼなどへのクマの出没が少なくなるのではと見られています。

▼ところで、生きものと食の連鎖は実に様々。先ごろ、オニヤンマを巣でとらえたクモを目にしました。あの力づよそうに見えるトンボの王様オニヤンマも、クモの巣にかかったらたちまち身動きがとれなくなり、クモがワサワサと巣の端から一本の網をたぐって寄り、オニヤンマを今度は体でつかまえました。

CIMG0414-1CIMG0430-1CIMG0412-1小さなトンボならわかりますが、オニヤンマもクモの巣からはぬけ出せないということを、この年になってはじめて確認しました。