合併10周年、新制横手市の記念式典へ

CIMG1074-1CIMG1078-1平成の合併で新しい横手市となって10周年の記念式典と祝賀会が3日にあり出席しました。

同じように10周年記念式典を終えている湯沢市、そして今回の横手市と、あの合併時にはわが村にも、関連する双方の自治体から、いわゆる「おさそい」の熱いはたらきかけがありました。しかし、村も議会も住民も、どちらの合併にも加わらず単独の村で進むことをわれわれは選択しました。

10周年の行事といえば、そういう10年前のことを心に抱きながらの参加となります。当然、そういういきさつに関係した方々との集いですから、祝賀の心とともに複雑な心境にもなることは否定できません。

わが村は湯沢市雄勝郡管内で、消防やごみ処理を含め大きな事業を一部事務組合として広域市町村圏の組織で運営し、県行政圈の管轄はしたがって雄勝総合庁舎。ところがほかの雄勝郡が警察では湯沢署管轄なのにわが村だけはむかしのまま横手署管内。さらに、経済的な結びつき、日常の生活圈域も横手市を構成する地区とのつながりがとりわけ強いという歴史上の特徴をもつ村です。

お隣横手市増田町西成瀬地区の一部住民はわが村にある二つのお寺の檀家さんが多いというつながり深さもあります。昭和の合併時には、西成瀬狙半内地区と湯ノ沢地区の二つの自治会が「東成瀬村と合併すること」を決議したという歴史もあります。

わが村が平成の合併時に行った村民へのアンケート調査でも、「仮に合併するとすれば、どちらを選びますか」という趣旨の問いにたいして、湯沢・雄勝管内の村でありながら、最も多かったのが「横手地域との合併」という答えだったのも、こういう生活上の歴史的つながりが作用していたからなのでしょう。

記念式典は、「市民の手づくり」という趣向が全体に感じられ、とても印象に残るひとときでした。わが村がなにかとお世話になり学ぶべき積極面をたくさんもつ新制横手市が、さらに大きな飛躍と発展をとげられるよう、ここからも願うものであります。

▼昨日は、お米の籾すり作業をすべて終了。出荷米はカメムシ被害もなくすべて1等米でした。昨年よりもお米の稔実がよいようで「二番米」が少なく、わが家の作柄もなんとか人様なみに「やや良」という結果で今年の収穫を終えることができました。

これからは、コンバイン、乾燥・調整機械類のやっかいな掃除があり、来年にむけてのたんぼの排水作業などが残されています。泥沼状態のわがたんぼだけに、今年は、例年にないほど後処理に時間を費やさなければならないでしょう。すべて、また、来年の作のために。