初夏の沼と湿原

早朝からの林道・作業道の柴木や草刈りのあった去る26日のこと。作業を終えた後に、初夏の沼の景色をながめに向かいました。

雪解けが遅く、6月の天候が平常ではなかった今年は、沼や湿原の植物も例年より生育が遅れているのでしょうか。湿原はトキソウの花が盛りですが、ジュンサイは水上に浮かぶ葉数が極端に少なく、食べ頃で摘める若芽はほんの少しだけでした。

沼の脇、柴木の枝には、各地の沼でも見られるようにモリアオガエルの卵が集中して泡巣に産みつけられています。小さなイトトンボの仲間をはじめ沼は各種トンボたちもいっぱい。湧水の溜まる沼は、カエルやトンボ、小魚たちの楽園の地ともいえます。