アカショウビンの初鳴き

きのうの朝4時少し前、寝ていた妻が「アカショウビンの鳴き声が聞こえた!」とよろこびの声で語りました。わが家すぐそばの沢と小高い森、杉林の中からその声は家の中まで届いたようです。

今朝もちょうど同じ時刻、同じ場所でこんどは私の耳にも何度も何度もキョロロロロロローンの美声が届きました。

そこは、ほぼ毎年のようにアカショウビンが鳴く場所です。もしかしたら同じ個体が続けて南のくにから渡って来ているのかもしれません。これからは、毎朝、目覚めの床の中で、あるいは田んぼへの水回りの時と、「キョロロロロローン」と美しく響く鳴き声を聴くことができるでしょう。真っ赤な火の鳥アカショウビンのオスがメスにうったえるその姿を「いつかカメラに」と思っていますが、なかなかその余裕ある時間と機会はやってきません。

▼農作物への低温注意報が出るなど6月に入って気温の低い日が続きます。

わが家では、薪ストーブこそ焚かなくなったものの夜朝はもちろんのこと、日中でも時々石油ストーブで暖をとる日々です。わが家だけかと思ったら、かなりの家々でもまだ暖房に頼るくらしとなっているようです。

お天気のそんな具合とともに山々の残雪も多いので、気のせいでしょうが成瀬川の水もいつもよりいくぶん冷たく感じるほどです。

気温が低いので、田んぼの早苗もやや生長が遅く、苗の色も濃い緑になるのが少し遅いような気もします。明日からはお日様マークが並んでいるので苗たちは生育遅れを挽回するでしょう。

▼きのう夕方近く、サイレンを鳴らさないパトカーが椿川方面へ向かいます。いつものパトロールのうごきとは雰囲気がちがうようにみえたので「タケノコ採りの遭難かな?」と妻と語り合っての夕刻、消防団から電話が入り「タケノコ採り遭難発生、明日遭難救助に出動を」の連絡です。

そういうことで、早速昨夜のうちに出動の準備を整え、おそらく救助隊のみなさんはみな同じでしょうが今朝は3時半頃に起きて田んぼにでかけ、6時に役場出発のマイクロバスで須川高原に向かい救助活動です。朝のうちの天気は晴れですが、午後には雨となるようで、活動には困難がともなうでしょう。それまでに発見・救助したいものです。

(6月10日、朝4時半に記す)