宝くじ収益金活用の財団法人の会議

きのうは、公益財団法人秋田県市町村振興協会の定時評議員会が開催され秋田市へ。

同会は、市町村振興宝くじの収益金等を活用し、市町村等への貸付事業や助成事業などをおこなう目的で設立された法人。協会の5人で構成される評議員のうち、県町村議会議長会会長がその一員とされているための務めです。

きのうの会議では、令和3年度の事業報告とともに、決算報告承認、評議員、理事の辞任にともなうそれぞれの補欠選任などの議案が審議・可決されました。

令和3年度の各自治体等への団体別長期貸付残高の合計は約68億5,900万円となっています。

市町村振興宝くじ交付金(ハロウィンジャンボ、サマージャンボ)の各市町村への交付とともに、事業普及宣伝のための広報宣伝、市町村情報提供のための県市町村要覧730部の作成、地方4団体研修事業への助成、市町村共通の地域課題解決の取り組みへの助成(地域医療従事者医師修学資金貸与助成等)ほかなど、多くの事業が行われています。

やはりここでも、新型コロナ禍の影響により活動の一部が制約され、それらが決算などにも反映されています。

▼田んぼの中のオタマジャクシが次々と変態して手足をみせるようになり、カエル化しています。こうして田んぼで育つカエルの数は、たった一枚の田んぼだけでも数え切れないほど。10㌃の田んぼ一枚でもその数は万のケタを刻むことになるでしょうか。となれば、圃場一区画だけでも10万、100万匹台のカエルがそこには棲息することになります。写真は、田んぼに混棲しているオタマジャクシとカエルになりつつある幼体、そして主に畦に移ったしっぽがなくなった直後のカエルたちです。これらはアマガエルでしょう。

ここで食物連鎖を考えると、そのカエルたちがたとえば食べる虫の量の膨大さ(人間・農作物にとっての多くの害虫も含め)を推量すればひとつの驚きです。加えてそのカエルを捕食するヘビやカラスや猛禽類、サギたちなどの鳥、そしてイタチ、タヌキ、テン、キツネなどほ乳類たちのことを考えれば、これらの生きものたちの命を育む膨大な生息数をみるカエルの存在の大きさがわかります。私にいわせれば、「カエルは生態系のカナメ、野の食物連鎖の多くはカエルで保たれている」と言っても過言でないほどなのです。

カエルになった個体のほとんどは日中は畦ぎわの草に隠れています。オタマジャクシやまだシッポのある変態個体たちはもちろん田んぼの水のなかに棲息。畦ぎわには、シュレーゲルアオガエルでしょうか、また新たに産みつけられた白い泡巣もいくつか見られます。

田んぼはお米をつくるだけでなく、動物たちの命を豊かに産み育くむ場でもあるのです。