味の代表格ハタケシメジ

今日は、キノコ界では味の王様とされるシメジの仲間でもとびっきりの美味さをもつハタケシメジに登場してもらいます。

キノコ通の方によっては「ホンシメジより美味しい」とも評価されるハタケシメジ。

今年は顔出しがいつもよりかなり遅れたので半ばあきらめていましたが、自宅周りを散策がてら毎年発生してくれる草むらをのぞいたら老菌状態の株がいくらか見られました。

味がすこぶる上等なうえにサクサクとした歯ごたえがあるハタケシメジ。菌列をつくり生育条件がよければ見事に大きな株となってホンシメジよりも大量に採れます。「ハタケ」などとごく平凡な冠がつけられていますが、通の間では垂涎の的ともなっているキノコです。私には、最も出会いたいキノコが5種ほどありますが、そのなかでも欠かせぬのがこのハタケシメジ。

今年は、ホンシメジと同じように生育環境はよくなかったらしく、株の数も大きさも平年よりかなり劣るようで、本来の見事な姿は見られません。

出し味・食感がすばらしいので、ヤマドリモダシ(クリタケ)やサモダシ(ナラタケ)と交互に、いものこ汁(里芋)、うどんやそうめんの具、味噌汁で毎日美味しくいただいています。