12月21日で異例の雪害対策部設置

村は、先に雪害警戒部を設けていました。しかし、その後の異例の大雪続きや一週後の寒波などが予想される中、21日午前9時、副村長を部長とする「雪害対策部」へと大雪に備える体制をいっそう強めました。

日々村から発しているように、21日現在の村による観測積雪が役場所在地の田子内で174㌢、わが集落の岩井川で222㌢、椿川で211㌢、大柳で230㌢です。寒中に入り日数にある程度の間を置いてのこれぐらいの積雪なら、豪雪の村に暮らしていれば「ごく当たり前の冬」と村民はとらえますが、今回は、12月半ばからのたった一週間弱の間の積雪です。これには雪になれている村民も「12月にこんなのは初めて、参った、参った」の言葉が多く聞かれます。

週末、そして年末年始と予報される寒波がくる前にあらゆる努力をして雪下ろしを済ませ、関係機関は道路などの除排雪が円滑に進められるよう最大限の備えをしておかなければなりません。除排された雪の「捨て場がない」という状況も予想され、各集落での捨て場所の確保も重要となります。被害や事故を未然に防ぐうえからも雪害対策部の役割はカナメとなります。あわせて、個々の家々でも最大限の注意を払い合いましょう。いつもの年の雪本番はこれからですので、今冬の「雪との戦い」はかなりの厳しさが予想されます。

▼きのうは湯沢雄勝広域市町村圏組合の12月定例会議がありました。案件は、養護老人ホーム愛宕荘を令和3年4月から5カ年の期間で湯沢市を指定管理者とする議案や、工事請負費や契約差金、人件費などの減額を主とする補正予算案などで、すべて全会一致で可決されました。

わが村のケタ外れの積雪ほどではないものの、湯沢市内も12月としてはあまり見ることのない多くの雪を屋根に載せたままの住宅が目立ちました。

ところで、県内の積雪報道では、気象庁による計測器があるところで最も多い積雪を記録するのは湯沢市秋ノ宮の湯ノ岱地区ですが、実際に役場や集落のある地区の積雪で最も多いのはわが村でしょう。役場所在地で174㌢、集落の最大積雪深は大柳の230㌢ですから。しかし、これは村独自の観測体制による積雪深計測のため、気象庁のアメダスで計測された所と同列にあつかわれないからでしょう定期報道に村の積雪ははいらないわけです。なぜ、役場所在地でもこれだけ積雪が多い村に積雪深を測れる気象庁のアメダスが設置されないのか。実情を把握するためには欠かせない箇所だと思いますが、不思議なものです。

さて、こちらのいま予定されている今年の公務の会議や行事はこれですべて終わりました。年末の寒波襲来予報がまた告げられました。道路除雪スタッフのみなさんも、勤めに出ておられるみなさんも、一方で毎日の仕事に精をだしながら、家でも雪との格闘がつづきますから疲れはピーク状態のはず。勤こそなくても、高齢の方々の体にも雪はほんとうに難儀です。健康・無事故が第一、雪害に遭わぬよう用心をし合いましょう。

写真は、一度、150㌢も積もった雪を下ろした後の我が家の屋根です。今日から3日間は、また雪下ろしです。