仕事納め、門松準備

今日は公務職場での仕事納めの日。

この日が近づくと、役場庁舎内は、保存の必要ない書類やモノ片付けなどに動く職員の姿が所々でみられます。

こちらも、門松用のヒメマツ(キタゴヨウマツ)を準備したりで、少しずつ年越しにむけた動きに入っています。我が家の門松用の松は、代々の「マキ・家系」の慣例で樹種はヒメマツとされています。

この松は、アカマツと違い標高のある程度高い尾根筋や急斜面に多く植生し、里山ではごく一部にしか見られません。そのため、雪を踏んでの毎年の「松むげぇ(松採り)」がなかなか大変。それで自宅の敷地などに庭木を兼ねて松の苗木を植え育てる方が多く、昔から多くの家がヒメマツを門松に用いていた大字椿川地区では、例年記すように自宅そばに植えられたヒメマツが目につきます。

わが集落は、採取しやすいアカマツを門松にする「マギ(家系)」が圧倒的に多いのですが、どうした訳か、私の「マギ」はヒメマツだったのです。門松の樹種へのこだわりは、地区でも「マギ」でも年々薄れているのかもしれませんが、どうでしょうか。

そういうこともあって、我が家も、門松を準備をしやすいようにとヒメマツ苗木を自宅近くに植えてかれこれ20数年。今ではその植えた松から枝をいただき、身内の家にも分けてやれるほどに樹は生長しました。

▼きのうまでの天気予報どおりとはならず、スキー場待望の雪になるどころか、昨夜から今朝にかけては雪ではなく雨。朝には陽射しもあるほどのおだやかさです。ゲレンデにかろうじて残っている新雪の層がどんどん薄くなっていて、「寒気よ、早く来てくれ」の雪乞いが続きます。

今日は年の瀬恒例の朝市の日。役場前の会場では、甘酒がふるまわれ、お正月準備の品々がならべられています。

今日でこのブログも今年の「書き納め」です。1年間のおつきあいに感謝を申し上げつつ、よき新年をむかえられますことをご祈念して結びといたします。ありがとうございました。