積雪1㍍越で初の雪下ろし

6日で積雪1㍍越え(最初の写真は入道地区)。お天気が緩んだ7日と8日は、妻と二人でいざ今冬初の雪下ろしへ。

湿った雪なのでスノーダンプで運ぶ雪は重く、体にはなかなかきつい作業の2日間となりました。それでも「雪下ろしは、とってもいい運動になる」と、プラス思考はいつも放さず屋根上の人となりました。この両日はちょうど休日でしたから、あちこちで雪下ろしの姿が見られました。

今回の降雪は平野部にも案外多かったので、横手平鹿地方の果樹地帯、まだ落葉の終わらないりんごの樹にもこの雪が重くのしかかったはず。枝折れ被害が大きくならなければよいがと思いをめぐらせました。

横手市でりんご栽培専業を長く続ける身内のYさんは、もぎとったりんごを出荷・販売するために今は「選別作業」に忙しい日々。ですから大雪でも「枝の雪下ろしに行けない」といいました。

Yさんのつくるとびっきりおいしい「ふじ」は、まもなくこちらが毎年依頼している方々にも贈られてゆきます。Yさんのりんごは味への評判が高く、みなさんお世辞ぬきで「これは、おいしい」と毎年5つ星に値するほどの声を寄せていただきます。

お米やほかの野菜などと同じで、あるいは、南国のみかんにも産地や生産者の別によってうま味に違いがあるのと同じで、栽培の最適地をもち、土づくりに優れ、栽培技術に秀でた篤農家のつくるりんごは旨味がすばらしく「同じふじでも味がこんなに違うのか」となるのですね。

やはりその篤農家の一人でもある相模原市のSさんからは、年末の定期便おいしい「やまと芋」を贈っていただきました。北の地から、そして南の地から、所々の特産物が行き交い、お礼のあいさつが交わされ会う列島の師走。この季節は、身内、友人、知人、お世話になった方々と言葉を交わし合い、お互い様で成り立っている人間社会の「きずな」をさらに深め会い、人のありがたさを思い合う季節でもあるのですね。

週末には、友人のTさんからハタハタもたくさんいただきました。仁賀保市方面で釣ったハタハタだそうです。雪下ろしの日の夕餉には、さっそく粘るぶりっこ(卵)いっぱいのハタハタを焼いてたっぷりとごちそうになりました。