朱沼神社の祭典

きのうは、須川湖畔に鎮座する朱沼神社の例祭日でした。

台風24号通過の当日でしたので祭典そのものも心配されましたが、出席される方々の多くが村や管内の建設工事現場に責任を負う方々でもあり、台風の影響次第では出席そのものもどうなるかわからぬという心配も当然あったでしょう。予想したよりは案外おとなしく台風は太平洋へ抜けましたので一同ホッとしたもとで祭典は行われました。

ただし、強い雨と風の気配はなくならなかったためでしょう、祈願は屋内でとなりました。これはこちらがご案内をいただいた16年ほどの間でははじめてのことです。案の定、祈願途中からはやや強めの雨と風に見舞われる荒れ空となりました。

祭典では様々な方々と語らい交流ができて、こちらにとってはいつも勉強になることが多い一日となります。きのうも、いろいろと情報交換ができて学ばされました。

今年の秋の須川高原行きはこの日が初めて。1000㍍近くまであがった高原はもう紅葉が8分目ほどまでにすすんでいました。今週末は錦模様が真っ盛りとなりそうな木々の様子です。須川湖畔そばにはサロメチールの芳香をもつシラタマノキの実がいっぱい見られました。

高原で長年はたらいているSさんは「今年の紅葉はきれいな方。先日の頂上付近の色づきはすばらしく、登った方々が感動していた」と語りました。色づきの時期も「平年並」といいます。

▼おとといの休日に撮りためていたキノコの顔をまたもご紹介です。

今回は里山で見かけたクリカラモダシ(クリフウセンタケ・ニセアブラシメジ)です。おなじ地面でも、幼菌状態もあれば成菌もあり、菌列もありで、このキノコの特徴がよくわかる発生状態でしたので参考のために記録しておきました。幼菌は、妻の手できれいな瓶詰めとなり貯蔵されています。

▼そこに向かう林道で車中からヤマドリの群れを見かけました。群れはすぐに藪の中に隠れましたが、一羽残ったオス鳥はゆっくりしていました。木の実が豊作なので、今年の彼らは秋の食確保ではとても喜んでいるはずです。

そのヤマドリ、先日の早朝、自宅前の国道でメス鳥が死んでいるのを見かけました。よくあるように飛翔中に何かに激突して墜落したのでしょう。猛禽類など天敵とかに襲われ、驚いて逃げた結果の墜落死なのか、理由はよくわかりませんが、ヤマドリにも縁のあった9月末でした。

稲刈り始め

28日に稲刈りを始めました。もう一週間前には始めたかったのですが、今年は人(こちらと家族)の都合とお天気の関係で延び延びになり、やっとの作業開始です。秋雨前線や向かってきそうだった台風24号、それに10月上旬の行事、今後の家族の仕事や勤務の都合などを見据えて「稲刈りはこの日に始めねば」と予定したものです。

作業前日の27日は終日止むことのない小雨で、28日未明までその雨は続きました。排水のよくない我が家の田んぼは水がたっぷり溜まり、作業開始の決断にはかなり迷いました。でも、夏の干しがよく効き人の足は土に沈まない程度だったので、無理してコンバインを稼働させました。

29日は保育園の運動会でした。こちらは開会式とラジオ体操だけに出席、後は失礼して稲刈りに向かいました。曇りながらもなんとかこの日も雨はなく、予定した圃場をすべて刈り取ることができました。残りの刈り取り作業は台風24号一過後の晴天の日となります。

 

刈り取ってみての我が家の作柄は収量減見込み。籾すり作業はこれからですから最終的な結果はその時になればわかりますが、籾量が少ないので、およその見当はつきます。

▼台風24号の被害とその爪跡が各地から伝えられています。村は雨風ともに台風を実感させるほどのものではありませんでしたが、自宅前の大川(成瀬川)を今朝7時にみたら今年最大規模の増水となっていました。これは、村の東側を台風が通る時には奥羽山脈の南側県境部で降水量が多くなり、そんなときによく表れる川の姿です。