谷の紅葉が真っ盛りに

19日に一度ご紹介してすぐ、村の紅葉はわずか3日ばかりで人里近くの谷まで下がってきました。その様子を感じて、赤滝と天正の滝へまた向かいました。今日はきのう天正の滝周囲で切りとった景色をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18日に、「色づき盛りは20日過ぎあたりから」と予想していたとおり、合居川渓谷いずくらの柱状節理の断崖は見事な錦に染め上がりつつあります。今日から3日間あたりが最高の見頃かな。

見頃わずか手前のきのうでも、私より先に展望台で立派なカメラを構えていたカメラマンらしい方がおりました。彼は「いいねぇ」と、腕組みをして眼前の崖をじっくり眺めながらつぶやいていました。

仙台から行楽に来ていたこちらの妹一家も「すごいね」と、渓谷の紅葉美に見とれていました。

展望台のそばに倒れた大きなミズナラの枯れ木には、クリタケとヒラタケが顔を出し、里では晩生のハタケシメジが成長を続けています。紅葉とキノコ、いかにも秋らしい季節が今年も人里までやってきました。

▼きのうは村猟友会の総会が開かれました。最近は総会に合わせて村民スポーツ月間のライフル射撃大会も行われ、その表彰もされました。村単独で射程距離200mのライフル射撃場をもつのは全国でもめずらしいようですが、これは狩猟の伝統をまもり、射撃の安全と技術の向上をめざす村と猟友会の熱意のあらわれといえます。射撃場は会員のみなさんの手によって管理されています。

昨年に続き今年も秋田県はクマ猟の自粛要請を止めました。村の会員の一定数はクマ猟とともにシカ猟やカモ猟などで奥羽山脈の岩手側や、遠く沿岸の三陸地方大船渡方面などまで出かけます。

クマは有害駆除としてオリなどで捕獲される数が圧倒的に多いのですが、やはり猟期の季節に猟として捕獲するのが本来の姿といえます。2年続きの自粛なしで、どんな結果が出るか注目されます。

ドングリやヤマグリが豊作で、ブナの実も少し実ったため(一時は並作とされていましたが、結実していない木の実が案外多い)村でのクマの目撃は秋になって減少傾向とみられています。しかし、里山に多いドングリは大がつくほどの豊作ですから、冬眠前のクマたちはこれからも里山に集中しているということを頭に入れておいたほうがよさそうです。