地元部落の敬老会

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先週からおこなわれていた各地区ごとの村の敬老会が、きのうのわが岩井川部落で終わりました。

村内全体の70歳以上の敬老会対象者数は745人。うちわが部落の案内者数は182人で参加されたのは60人を少し下回る数ということ。

敬老会に参加できる方はみな健康寿命で、あらゆる面で人生の大先輩たち。健康で長寿の秘訣に秀で、大先輩たちでなければわからない昔から伝わるくらしの技やくらしの知恵をいっぱいもたれている方々です。

今年も、「一人一人のもたれている大正、昭和と積み重ねてきた人生の経験、耕耘機もトラクターもない時代に馬で田んぼを耕した体験、洗濯機も冷蔵庫やミシンなどもない時代のくらしの体験を、子や孫、ひ孫さんたちに語りのこしてほしい。できれば書いたもので」というお願いと「一般質問や予算・決算委員会など議会へ傍聴にきていただきたい」のふたつをお願いしながらお祝いのことばを申し上げました。

今年は、大正5年(1916年)生まれの方で100歳、昭和元年(1926年)生まれの方で90歳という区切りの年ですから、敬老会に参加された方々の大半は昭和20年(1945年)生まれまでの方々です。

つまり、戦前、戦中、戦後と、政治をはじめ農業を含む産業、出稼ぎ(出た方も、家の留守をまもった女性たちも)までふくめ昭和史の大激動(この間、自立を決めた戦後昭和30年前後の市町村合併動乱もあった)を身をもって経てきた方々です。この一人一人の体験は村の財産であり、社会教育活動分野(たとえば老人クラブ連合会)などで、こうした体験を様々なかたちで文書としてのこすとりくみも必要と以前から思っている一人です。

形あるものの伝承は、その形をになう後継者づくりをして補わなければならないし、一人一人の人生体験は、その方に語っていただき、あるいは記していただき、言葉としてのこさなければ消えておしまいです。歴史の激動を越えてきた方々が健康寿命で過ごされている今、「体験の宝物を遺す」ということにいっそう気を注がねばと感じた敬老会でした。

準備したのに、ついカメラを持ち忘れ。掲載写真は地元の先輩が写した一枚を拝借してのもの。華やかな衣装をまとっておられるのは毎年すばらしい踊りで参加のみなさんを楽しませてくれる地元のみなさんです。もちろん、敬老会参加案内をいただいている方もこの中には幾人かおられます。自分がまず楽しみ、自分だけでなくその芸でほかの方々をも楽しませる、これぞ究極の健康長寿。その鑑みたいな女性のみなさんの姿です。児童館の子供たちのスコップ三味線と歌、谷藤翔太さん(小4)の民謡にもみなさん大喝采でした。

この連休には、山にも少し足を向けました。それは明日記します。