ナラ枯れ病、予想を上回る規模でひろがる

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村のナラ林に異様な姿が広がっています。異様とは、ナラの木が一本ごとにすっぱりと枯れ死してしまう通称ナラ枯れ病のこと。この病気、カシノナガキクイムシという昆虫が被害木で繁殖し、ナラの幹を枯らす病原菌を新たな木に運んで菌がひろがりますが、村でも枯れ死した林の規模が大きく進展しているのです。

いちばん被害が目立つのは、横手市や湯沢市方面から菌をつけた虫が入り込んだと思われる村の入り口滝ノ沢北部の山々で、役場庁舎からのぞまれる林はことごとく被害を受け、それがいっきに隣の平良など東西南北の山々へ拡散。横手市方面の山々も真人山をはじめ被害木は年々ひろがっているように見えます。

まだ山が青葉のこの時期、葉っぱごとすべて木が枯れているのは、たいがいが松食い虫によるアカマツの木の枯れ死と、ナラ枯れ病によるナラの木の枯れ死でしょう。

葉っぱが赤くなった木は、こちらの目に入っただけても、前述の山々を筆頭に、田子内、肴沢、蛭川、岩井川の数カ所などに散見され、間木にも見られるということです。そばで確認したわけではありませんが、このままだと、村のナラ林全域に被害が拡大する可能性はかなり大きいとみなければならないのでしょうか。

滝ノ沢に被害が確認されてから数年、林の多くが枯れ死した現状には「まさか、これほど多くの木がやられるとは」と、われわれの予想をこれははるかに上回る被害規模です。

被害があると見られる林は主に里山ですから、民有林だったり、村有地を集落が利用する入会林だったりと様々。なにしろ青葉がことごとく枯れるのですから、「もっとも美しい村」の山村景観のうえでもまったくの困りもの。被害規模を拡げないためには全体を見通した防除計画をもつことが必要のようです。