仙人様の大イチョウも色濃く

村でいちばん大きな田子内仙人様の大イチョウも日増しに色づきが濃くなり、樹下には大きな実が落ち始めています。ここのイチョウの実がとりわけ大きく立派なことは近郷でもよく知られています。

「この木の葉っぱが落ちれば根雪になる」というのが昔からの言い伝え。今年は人里にまだ一度も降雪がありませんし、冷え込みも緩く、しかも大イチョウも葉っぱの落ち始めですから、根雪はまだまだ先になるのでしょうか。

仙人修行の滝行が行われる不動滝。ここ数日の雨天で水量を増した滝の勢いが激しくなり、そばのモミジは紅を最も濃くしています。深山も山里も、まわりの落葉が進むと、遅れて色づいたわずかの木々の紅・黄葉とカラマツの黄葉、水の流れがよく目につくようになります。

▼雷雨、大雨注意報、大雨警報など、県内はこの季節特有の長雨が続いています。そんな中、今朝のほんのひととき、県境尾根筋の上に青空がひろがり、久しぶりのお日様を眺めることができました。でも、それもつかの間、やがて空は厚い黒雲に覆われてしまいました。

雪国のこれから半年は、陽射しがほんとに恋しくなる日々となります。