全国町村議会議長大会開く

第64回全国町村議会議長全国大会が25日に行われました。

新型コロナ禍なので「密」を避けるために出席者が限定され、各都道県議長会の役員だけの大会となり(秋田は4人)、事務局随行者も2人以内という規模です。会場もコロナ対策が徹底され、冒頭の国歌斉唱も声を出さず「メロディに合わせ心で歌ってください」というほど。座席配置も左右1席と前後1段ずつのすべての座席が完全に空けられた括りです。

このため会場となったあの大きなNHKホールは、例年より極端に出席者が少なく、座席指定も前記のとおりですからまさに「異例」の大会となりました。

菅首相は国会予算委員会の集中審議が始まった日でメッセージによる挨拶となりました。衆参両院議長や大臣をはじめ出席の来賓の方々は、NHKホールでこんなに人数の少ない集いを見るのはあまり例のないことなのでしょう、会場の最前列席に座っていたこちらの目に映る来賓のみなさんの中には、このガランとした光景にやや驚き・意外と思われたらしい表情を見せた方もおりました。

出席人数は少ないものの、大会はステージに掲げられたスローガンを柱とした、宣言、決議、特別決議、重点要望を議決し、後には大森彌東大名誉教授による「町村の議会-その価値と課題」と題する講演を拝聴しました。大森氏は講演の中で「憲法の第8章 地方自治で、議事機関として議会があげられていること」に触れ、地方議会は憲法に明記された存在であることとの関連で議会活動の重要性を力説されました。