春祈祷

きのうは、地元(岩井川)神社の春祈祷の日。

祭典、掃除、境内の草刈り、秋祈祷と一年続いた神社の別当役も、大きなつとめはこの春祈祷がしめくくり。のこされているのは祭典までの清掃作業だけになります。

湯沢雄勝地域限定の大雪・着雪注意報が出たきのうでしたが、夜中遅くから降った雪も朝には止み、日中は陽射しも続くほどの参詣日和。

社殿の掃除や神社に道をつけるわれわれも、参拝に訪れる部落のみなさんからも「へんだてみでェ(先日みたいに)、荒れぞらでねふて(荒れる天気でなくて)、えがったなァ(よかったですね)。オメだの(あなた方の)、オラだの(私たちの)、おごねェ(行い)、えぇふてなんべェ(よくてでしょう)」などと、互いにニコニコ顔での言葉が交わされました。

吹雪や荒れ空はあっても、これからは春の雪。新しく積もってもすぐにメタメタと雪は湿り消えやすくなります。雪とまみえて山などにはたらく人々は「今年は、シラパデが、ねふて(白く堅く締まった積雪の層がなくて)、雪ザクザクて、やっこェ(雪がザクザクとして、柔らかい)」といいます。雪の締まりが弱いとなれば、雪解けの進みは案外早くなるのでしょうか。