一度積雪1㍍を超えましたから「これで、まちがいなく根雪」。スキー場も予定していた17日の営業開始から滑走が可能となり、日曜日は時折の晴天という幸運もあってお客さんたちも、経営側もうれしいスタートをきることができたはずです。
県内スキー場のなかでも本格滑走ができたのは早いほうで、豪雪の土地でよかったと思えるのはたとえばこんな時。真綿に包まれたようなふんわか静かな雪景色となり、あたりまえの冬到来に心はやっと落ち着きました。
久しぶりに暖かな陽射しのあったきのう、わが仕事部屋の窓からゲレンデを眺めたら、初滑りを楽しむ方々の姿が片眼に入りました。スキー場がこんなに早く営業本番に入れたのは久しぶりのことなのかな。陽射しの温みに誘われたのでしょう、屋内のどこかで冬ごもりしていた蜂も「春かな」と勘違いしてか障子戸を上がり下がりしていました。
こちらは明日に術後の抜糸ですのでまだ眼帯で運転ができません。きのうは絶好の雪下ろし日だったのに、片目で遠近判断が鈍く「屋根上がりも絶対ダメ」と言われ、作業場の屋根に上がっている妻へ「気をつけろよ」の言葉を出すだけです。
「平地歩きなら」と、池に引く用水のゴミづまりを除けようとカンジキ履きで雪原をこぎ行きましたが、新雪が1㍍をこえる深さ、ただでさえこういう時の雪こぎは大変。ましてや片目ですから、まっすぐ雪をこぐのにはそうとうの難儀を要しました。
この何年か、乱視ということを知らずにカメラのシャッターを押し続けていた訳ですが、ほとんどがオートですからそんなことにあまり気づかないで過ごしました。ただ、「どうも、ピントの合わない写真が多くなったな」とは思っていました。野外では老眼鏡をほとんど使わなかったので、そういう無精もあるうえに、老眼に「乱視」も加わっていたわけですからこれはいけません。
今度は乱視とはおさらばですので、野外でもメガネは持参して画像を確かめねばと思っているところです。
昨日夕方からの雨で積もった雪が3分の1ほどまでぐっと圧縮、今朝も雨模様で積雪はぐんと下がりましたが、水分を貯めた雪の重さは新雪の何倍にもなっているでしょう。暖気のきのうもそうでしたが、今日のような時も屋根の雪下ろしは滑りに要注意を。