国道397号整備促進期成同盟会の秋田県にむけた要望活動がきのう行われました。
奥州市や横手市、湯沢市のみなさんとともに地域振興局建設部と県建設部へむかい、路線全体の要望内容などをお届けしながら、秋田側の主な要望2点についてとくに詳しく説明がなされました。
2点の一つは、冬期間もふくむ通年通行確保のための整備促進及び具体的手法の調査検討。もう一つは、冬期通行止め区間のゴルデンウィーク前の早期解除のための整備促進です。
観光での交流人口増とともに、村の直売所や接続する各道の駅などでも互いに隣県のお客さん、それも何度も訪れる方が多く、通年通行が実現すれば経済面でも大きな役割を果たすことにつながります。圏域の秋田・岩手(広くは宮城などもふくめ栗駒国定公園の範囲全体)周遊観光のうえでも2点の秋田側要望内容は道路利用者の大きな願いとなっています。
地方創生の一つのカナメをなす道路整備促進。冬季閉鎖となっている太平洋側と日本海側を結ぶ300の数字がつく3桁台国道の通年通行体制のいわばモデル盤として、この397号が通年通行実現にむけて検討の扉を開けられるよう、これからもあらゆる可能な機会をとらえて声を上げ続けなければなりません。「通年通行は沿線の地方創生に欠かせぬもの」との声をです。
▼過ぎた日曜日の午後、猟友会の総会にむかう前、童とともに赤滝をおとずれました。
赤滝周囲の紅葉は盛りを過ぎ、川面には落ち葉が途切れることなくゆるやかに流れる季節入りです。小沢には産卵のためでしょうイワナが遡上し、枯れ木には晩秋のきのこムギダゲ(ムキタケ)やジェンコシナダゲ(オツネンタケモドキ・よいだし汁のキノコでウドンのだしなどにつかう)があっちにもこっちにも。沢でイワナをみた童は、「ここ(小沢)も、なくなるんだよね」と私に言います。「うん、そうだよ」と、私。
この日の赤滝神社では、桧山台に先年までくらしておられた猟友会仲間のTさんとバッタリ行き会いました。キノコでも採りにきたのかとたずねましたら「雪降るめぇに、神社さ、した(雪降る前に、神社に、来た)。桧山の神社も拝んでえぐ(行く)」と言います。
この国道、7日には一般通行者の通行は冬期閉鎖されますから、今年の赤滝詣ではこの日が最後。「今年1年間、すてきな思い出をありがとう」と諸々の思いをこめて二人でお参りし、今年最後の赤滝と彩り豊かな周囲の景色を目に刻んできました。帰りには明通橋方面をまわり、真っ盛りの里の紅葉と成瀬川を眼下に。